お茶の間TV劇場と化した遠い国の戦争に何を思う?
毎度の事ながら、突然飲みにつきあわされ
帰ってきてやっと仕事にケリいれて
ふと気がつくとこんな時間
日記なんか書いてる暇があれば、早く家へ帰って寝ればいいのだが
今週末は3連休が保証されているので、睡眠は多少少なくてもいいのだ

飲み屋でニュースを見ながら、ひとしきり戦争の話題になった
家庭内の親子・夫婦戦争から、H・Gウェルズの宇宙戦争まで
随分話題が遠大だな
だって、イラクの細菌兵器と火星人は結びつくんだもん(知らない人は読むか、映画を観るべし)
最近では、なんだっけ、あの大統領が戦闘機にのるやつ
あれもコンピュータ・ウイルスだったな

平和ボケした俺にとって、戦争はイヤだ
しかしKOEIの「大戦略」や「信長の野望」「三国志」は大好きだったりする
ゲームは人が死なないからいいけど、本当の戦争は
地雷で腕や脚が吹っ飛んだり、戦車でぺちゃんこに踏んづけられて
内臓が血潮とともに飛び散ったり
熱線で皮膚が垂れ下がったり
機銃で頭蓋骨が粉々になって脳髄が辺りに撒き散らされたり
ニクバエが傷口に卵を産んでウジがわいて肉を食い漁ったり
TVではそういうの映さないけど、実際はこんなもんだ

愛する人を守るために戦う気持ちはわかるが
戦う相手も同じように愛する人を守るために戦っているのかと思うと
その相手を殺してもいいのか、という気持ちで
何が真実かわからなくなる

戦争は、セックスや食欲や睡眠と同じような本能なので
セックスや食欲や睡眠がやめられないのと同様
戦争もまた止められないのかもしれない

顔から血を流して佇んでいる子供
荒野の中で、呆然とただ一人
親も兄弟も親戚も、すべて爆撃で死んだのだろうか
明日から一人で、どうして生きてゆく

こんな子供達だけは、見たくないし、増やしたくない