diary

月末、俺の給料は出ないハズだった

それは、２月末支払いの現金でかなりの金額が必要で
社長と話した結果、役員給与を待ってもらうというものだった

ここ十数年、これ程までに支払がきつかったことはなかったそうだ
いろいろ原因は考えられるが、支払遅延をおこしている顧客が多いのもある
みな現下の経済情勢の中、資金繰りに逼迫しており
集金に行っても、なかなか回収もままならない
しかし、おそらく最大の原因は
この冬、雪が多く降ったせいもあり、事故車が数多く発生して
単価の高い鈑金部品が大量に出たことだろう

手形が落ちないということは
すなわち
倒産を意味する

俺は焦って、回収にやっきになった
給与が出ないからではなく、経営に参与する者として
この危機を打開せねばならないからだ

そして
新しい月を無事迎えることができた


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―ここから先は、先月の２月２日の日記を読まないと意味がわからないだろう

妻が、貯蓄貯金魚の封筒を持ってきた
お、
おこずかいだ！
妻は忘れていなかった
俺は忘れていた
あいつは約束を守ってくれた
ううう、うれぴー！！！


そして、その封筒の裏には･････

「おこずかい　￥○○，○○○円　大事に使えよ

このやろう」

･･･はい