些細な出来事が、時として非常に重大な意味を持つかもしれないという事例
夕方のクソ忙しいときに、妻からケータイがあった
スズメバチが部屋の中にはいってきたらしい
居間を閉めきって子どもと別の部屋に非難してるから
早く退治に来てほしい、とのこと

似たようなことは、以前もあった
洗濯物にひそんでいたり
巣作りを物色しているかのように、十数匹が軒下に集まってたり
服の中にハチがいて、ガキが着替えた途端さされたこともある
ただ、昼間の事で、いつも俺は側にいることがなかった

だから妻とガキはハチが怖いし、大嫌い
俺もソレはよく承知している

仕方なく車をカッ飛ばして一時帰宅
壁にとまっているアシナガバチを、シューの一吹きで撃退
もがき苦しむハチをよ〜く観察し
息絶えたのを確認して、割り箸でつまんでゴミ箱へポイ

「おとうさん、すご〜い!」
心配そーに戸の隙間からのぞいていたガキの
驚嘆の声と尊敬のまなざし
「そんなもん、こっちへ持ってこないで!早く捨てて捨てて!!!」
割り箸でつまんだハチを見て、ぎゃーぎゃー逃げまどう妻
「ありがとう、グスン」
泣かれるほどに感謝されることって、は、初めてじゃねーか?
マジに怖かったらしい

こんなことで親父と亭主の威厳を再確認されるとは!?
ま、世の中そんなもんさ

またハチが部屋に入ってこないかな・・・
なんて物騒なコトを考えている俺がいる