魚拓・2023/5/3
月刊・酔い心地 【五月号・レシピ付き】

(✿◡‿◡)お~~いっ、お茶! 5月2日は八十八夜です。

この時期は新芽が柔らかく、味も濃くて美味しい事から
全国で一番茶を摘む日の目安 となりました。
南は九州 鹿児島の知覧茶から始まって
宮崎の日向(ひゅうが)茶、佐賀の嬉野茶、福岡の八女(やめ)茶と続き
本州は 京都の宇治茶、愛知の西尾茶、静岡の掛川茶・ぐり茶
そして 埼玉の狭山茶などが有名どころですね。
新潟の最北・村上茶と茨城・大子町の奥久慈茶が、
高級茶葉として出荷出来る北限なんだそうです。

鹿児島は、知覧煎茶・玄米茶の出荷日本一を誇ります。
福岡八女茶はほんのり落雁のかほり、宇治茶は特に甘く
しかし上手に入れるのはとてもむずかしいです。
長野のシャキシャキ野沢菜とワサビをちょんと乗せたごはんに
静岡の炒り立てほうじ茶を注ぎ、さらっと頂く香り豊かなお茶漬け。
食後に飲む狭山茶の爽快さ(クロロフィル)などと個性は様々。

《 知っておくと・・・ 》

釉(上薬り)の無い、赤茶色の常滑焼などの本格的な
急須についた茶渋は、洗剤で決して洗わないように。
月日がたち茶渋が付けば付くほど味が良くなります。
普段のお手入れは、お湯で軽くすすぐ程度で十分。
注ぎ口の中の水垢は時々綿棒でこすり落とします。
一度でも洗剤で洗った急須は、いい味が出ません。
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また急須で注いだ時、湯呑に浮いた細かいものは
ゴミなんかじゃありません。
茶葉を揉んだ時に出る綿毛で、本物のお茶だからです。

※玉露は日差しを避けて黒のビニルシートで覆います。
※深蒸し茶や煎茶は日差しをたっぷり受けて育ちます。
でも夜露に弱いので、電柱にどでかい扇風機を付けて
茶畑全体の空気を掻きまわし、茶葉を守るんです。

《 一番贅沢な飲み方は・・・ 》

⑴普通の急須に普通通りの茶葉(新茶3~4人分)を入れます。
⑵冷凍庫の自動製氷氷(新しいもの)を二つほど入れます。
⑶自然に融けるまで放置します。(30分くらい)
急須が十分に冷え、中で茶葉が拡がりきったのを見て
少しく残った冷茶を残らず最後の一滴まで出し切ります。
大体一口くらいしかとれませんよ。

こんなにお茶って甘い飲み物かって驚く事でしょう。
出し切った茶葉はどんなに高温のお湯を注いでも
出がらし・・・色も付きません。
新茶の時期だからこそ出来る贅沢、してみませんか。
100g/1000円くらいの深蒸し茶でどうぞお試しください。

★ 茶摘み
https://youtu.be/J_rt3zrx3rQ