夏は暑苦しく 冬は恋しい 肉布団
配達をしていたら、暗くなってしまった
ふと信号待ちで夜空を見上げると

月と惑星のランデブー

アレだけ明るいんだから、惑星の筈だ
木星か、はたまた去り行く火星か
いずれにしろ、月は三日月の影の部分まではっきりと見え
夕焼けの赤と、まだ残る空の青さの中
八ヶ岳の上にくっきりとうかび上がる月と星
クラクションを鳴らされるまで、見入ってしまった


今のところ、毎日時間が無い
前は1時2時だったけど、今は3時が当たり前になりつつある
仕事に区切りつけて、ソッコー隣りの自宅に帰って
歯磨いて電気毛布入れる

シャッターを閉める音で起きた犬だけが、俺を迎えてくれる
ソファの上でぎゅっと丸くなっていて、上目遣いで俺を見て
シッポだけパタパタ叩く

着替えもしないし、風呂も入れない
ストーブの表示温度は、だいたい0℃
つけて部屋を暖めている時間があるはずもなく
冷たい布団にもぐりこむ
せめて、犬が猫ならば・・・

たまには、暖かい布団に入り込みたいよな
ちょうど人肌くらいの