☆昂ぶりて雨の御苑に春惜しむ
雨で、躊躇はしたが新宿御苑まで出かけた。

新宿駅から歩いて行くと、鮮やかな緑の森が見えた。

しきりに降るものがある。
見上げれば大きな公孫樹の木から、
落ちてくる来る花でした。

白いホソバノアマナの花の群生が迎えてくれる。

新宿門側の近くには、
ハンカチの木があり、白い花(葉が変化した苞)が
ひらひらとプロペラのように風に舞っていた。


どの木も大きく育って気持ちがいい。

見上げるユリノキには、もう緑色の蕾がついています。

風が吹いて花筵が天と地に、螺旋にも舞い上がり、
舞い落ちる。
八重桜の花吹雪は、それは見事でした。

茶室の楽羽亭にて、七百円也のお抹茶とお菓子をいただく。
(薄暗くて何の趣もない椅子で待たされ、そこでお茶を出された。
たぶん庭が見える部屋には通されなかったからだろうか??
和菓子も質素なものでがっかりでした。)

でも、風が吹く中を花吹雪を充分楽しむことが出来ました。
ツツジも、藤も見事です。
日本庭園の中の「旧御涼亭」は台湾亭とも呼ばれて、
中国の建築様式の特異な建物が池に映って見事です。

私が探していた「ケンロクエンキクザキザクラ」は、
思ったより花は小さくて愛らしいが、
花びらの数は百五十枚くらいあると言われています。

ウコン(欝金桜)は、咲き始めは薄緑を帯びた薄黄色だが、
花の終わりには、ピンク色に染まるのを始めて見て知った事でした。

最後の桜は、「カスミザクラ」です。
山桜を一回り小さくしたような可憐な桜でした。


フランス庭園のプラタナスの並木は、日本映画の一シーンを思い出させます。

お食事は新宿門の出口にて、チキンソテーのハニーマスタードソース定食なんと550円也♪
勿論、スープもライスもついています。
ちなみにエリンギと明太子のパスタが、5百円ですよぉ~♪
結構、おすすめです(*^_^*)

花人となりて御苑の風とゆく

狡休みして居たくなる花吹雪

昂ぶりて雨の御苑に春惜しむ