桜満開♪
湯島で降りたら、目の前は不忍池だ。
桜が満開で、人が多く出ている。

池の周りを巡って桜見物をしてきた。

何と言っても、池の枯れ蓮の風情がいい。
枯れた茎が折れ曲がって、
池に落ち込み写りこんでいる風景が好きなのだ。

へとくの字蓮の骨見て背を正す

ユリカモメは人懐っこく、餌を投げてやると空中でキャッチする。
鴨やオシドリ、キンクロハジロなどがいた。

柳の芽吹きにも、花が咲いていた。

桜と柳と緑色の六角堂の遠景が超高層ビルも含めて眺められる。

途中で○○屋の有名な「結び梅」と言う
切り昆布の入りおこわを買い求めて、
桜を眺めながらいただく。

一周してから、旧岩崎邸庭園に向った。

本当は、昨日FAXが来ていて、
都合で本日の吟行の中止を報せてきたのだけれど、
私は行ったことがないし、
出かける予定で居たので一人でも実行したのだ。

時代がかった赤レンガの塀に沿って歩く。
石垣の上には、蕗と、諸喝采の紫色の花が満開。
踊子草も群生していたが、蕾がやっとでたばかりでした。

洒落た木造建築の二階建ての洋館は、コンドルの設計だ。
中に入るとひやりとする。
二階に続く階段には、緋毛氈が敷かれて
壁紙に使用されたという「金唐皮紙」が展示されていて豪華です。
西洋風の暖炉もヒーターも時代がかって、
手が込んだ彫刻がなされていたりする。

二階の列柱が洒落ていてベランダから、
芝庭の眺めがいい。

和館は、書院造りになっていて、
ふくろうの襖絵や、大分色が落ちていたが富士の絵などが描いてあった。

お抹茶とお菓子を頼んで、芝庭を眺めながらいただく。

庭の隅には、撞球室(ビリアード情)があり、中には入れないが、山小屋風の木造校倉造りになっている。

大きな太いモッコクの木や二又のヒマラヤ杉や桜が綺麗でした。
なぜか?芝庭の片隅に、フリルのついた金色の乳母車が置いてあった。

「乳母車 夏の怒涛に 横向きに 」橋本多佳子 の句を思い出した。

帰りは上野の賑やかな桜のトンネルを通って帰宅した。