枯れ色のサルトリイバラ
午後から、里山に出かけた。
太郎は、車が走り出すと暫くはいいのだが、不快がって?吠え出す。
サービスエリアの障害者用の車止めを借りると、すぐシートを敷いて寝かせる。

二週間前の欅は、あんなに繁っていたのに今はすっかり裸木になった。

ユリノキの先っちょに、蒼空を背景に少し枯葉が残っているのが綺麗だった。

たらようの葉を見つけたので、葉裏に『太郎&れんげ』と書いて落ち葉と一緒の写真を撮った。
(たらようの葉裏は、文字を書きやすい)

日は優しくて小春日和そのもの。
師走も半ばを過ぎて、忙中閑あり・。

木守りの柿も残っている。

ちょうど道を一本間違えて止めた場所に、枯れ残ったサルトリイバラを見つけた。
太郎を主人に頼んで、私は1時間と決めて、散策する。
高すぎて笹薮の向こうで写真は撮れなかったけれど、黄色い豆のサヤがはじけて中から橙色の実が覗いていたツルウメモドキも見た。

すっかり白くなって中まで透き通って見える小さなスズメウリも見つけた。

大好きなタンキリマメもあちこちに、愛らしい豆をつけていた。
赤い鞘の色も大分褪せてはいるけれど、今年初めて出会えてとても感激。

ノイバラの実やヒヨドリジョウゴも滴るような赤い実が残っていた。

私が歩くと林の向こうの何者かも?カサコソとついてくるようだ。

私が立ち止まると、そちらも立ち止まるようだった。

それが、小動物だったのか?鳥だったのか?(土鳩?はたまた雉?)は、解らない。

私は、一人でも少しも怖くはなかった。
それは、主人と太郎が車で待っていてくれたからだろう。

竜の髭は、あちこちに生えていて葉をどけると中に、藍色の玉を隠していた。

野の竜の玉は、大きくて見事な愛色♪

場所を移動して、沈下橋のある川原へ。

湧き水の日当りのいい場所に、小魚の群れを見つけた。(たぶん・はやの子?)


いそいで、掬った割には、中くらいの二匹と小魚が5,6匹捕れた。

今は、我が家の水槽で群れになって泳いでいる。

3時半過ぎると、もう冷たい風だ。
主人は、夜に用事が在るので、いそいで帰宅。

車の中から見えた夕焼けは、今まさに、マグマが溶け出したような色でした。

編集 まさ : 里山探検のすてきな一日。収穫もたくさんあったようで、何よりです。