銀の兎がいるような月が出た
銀の兎がいるような月が出た。
お知らせのテーマ曲が流れて、子供達が帰ってゆく。

仕事は、主人の進み具合に合わせるから、
ちょっと抜け出して体操してくる。

事務所にばかりいて、主人の仕事を待つのは、
勿体無いので外の空気をすいに出る。
ナツツバキの実が地味だけれど、はぜているのが楽しい。
ハナミズキの真っ赤な実が夕日に映える。

桜並木の下に、サフランの花も咲いていた。
ビルの谷間を行く飛行船にもであった♪
結構、早く移動していく。
デジカメに写っているかしら?

体操した後は、ぽかぽかして気持ちも上昇してくる。

太郎は、公園の芝生でおとなしく寝ている。

月も大分丸くなって、いつものように桂の木の上の方に昇ってきた。

夕焼けを背にして、回りはだんだん夜の帳が迫ってきた。
月は、黄色を増してゆく。

公園の時計は、5時を過ぎていた。