誠意
*
   ななちゃんの具合が大分悪くなって 自分の心を持て余してた時

   私はある人に電話をかけた

   別に何をして欲しいと言うのではなく ただ、心を受け止めて欲しかった

   でも、その時のその人の対応は 素っ気無いと言うか、酷いものだった

   まぁ、普通なら他人なんてそんなもんさ..

   で、済ませてしまったかもしれない

   でも、その頃の私にとって いや、かなり以前から私にとってその人は
   他の人とは違う 特別な存在だった

   以前、私はメンタル系のある会に属していた(全国的にもかなり有名な会)

   一時は その会の代表理事まで務めた その人

   気さくで物腰が穏やかで、会員の人望も厚かった

   疎遠になっていたその会に 兄が亡くなった頃からまた参加するようになり

   最近はその人とも電話でやりとりをするようになっていた


   世間話から人生相談まで 深夜に一時間を越す事もザラだった

   そんな人だったから 持て余す思いをきっと受け止めてくれると信じていた

   でも、そんな期待は見事に裏切られた と、その時私は思った


   その事があって、その人からの電話にはどうしても出る気になれなかった

   不在着信が幾つ残っていても..


   去年の暮れに その人から手紙が届いた

   簡単に言えば 詫び状

   その手紙には あの時の自分の対応を侘びる言葉が並んでいた

   ただ、あちらにもあの時期 色んな事があったらしい

   私もそれはあの電話の時に 何となく感じてはいたけど..

   でも..


   その手紙に 一応、メールは返しておいた(乱筆なのでメールでね^^;)

   私は決してあなたを責めてはいない

   ただ、たまらなく虚しい会話でした と、だけ書いて..


   そして、そのメールに対して 一昨日また手紙が届いた

   その手紙からは その人の誠意がヒシヒシと伝わってきた

   その誠意の手紙に 私は精一杯の誠意のメールを返した

   そして、そのメールの最後に

   いつかまた、以前のように笑ってお話が出来るようになるといいですね

   きっと来ますよ そんな日が..

   そしたら、またお電話でバカ話をしましょ

   その日までどうぞお元気で.. って


   人の誠意って伝わるもんだね

   本当にそう思ったよ^^


   でも、ホントに来るのかな? そんな日..
*

編集 えむ : でも.. 人の心なんて変わるからね^^
編集 えむ : それだけあの時受けた心のキズは深いってこと
編集 えむ : 今の私はもうあの人を求めてはいない
編集 yuma : ゆっくりとまた交流再開していって欲しいな
編集 yuma : 自分のことで精いっぱいの時もある。ボラやっててそう思った
編集 yuma : いい人じゃない。いい加減な人だったらそれっきり