サッカー愁思
ああ、WCサッカーが、お祭りが終わってしまいました。さらば早帰りの日々。

私は単なるにわかサッカーファンですが、このお祭り騒ぎのひと月の間、スーパープレイ以上に嬉しかったのは、いつもの仕事が非常にテキパキとして、毎日早帰り出来た事。
私の仕事は、言ってみればビル清掃や深夜タクシー業務と似た所があって、普通の業務が終わった後の「5時から仕事」と云った感じが多い。
普段でも仕事先の銀行やデパート等には決まった「早帰りディ」と云うものが在って、そう云う日は顧客の仕事終了時間が早くなる。と言う事は当然私の仕事も早く始まって、早く帰る確立が高くなる訳でー
日本中ににわかサッカーファンを創ったこのWC期間中は毎日、誰でも何所でも「早帰りディ」(^^)

どこの支店へ仕事に行っても、皆サッカーが気に成って、早く家に帰ってTVを観たい、仲間と派手にはしゃいで応援したい、って言う無言の掟と言うか熱気と言うか?が充満しててー
それはもちろん仕事しに来てる私たち業者も同じ気持ちなんですけどネ。
だから、普段には感じられない顧客と業者の一体感に不思議な感覚を憶えつつ、皆でサッカーを楽しむためにテキパキとお互いの仕事をこなして早く帰る事に邁進する日々。
と言う、ある種 非常に心地善い、早上がり仕事の毎日がWCの終了とともに消えてしまった訳で…
そう云った意味でもWCの終了は寂しい。まぁ祭りには何時か終わりが来るものだけれど。

ひとつ、WC期間中に困ったのは、アルバイトの学生君達もサッカー応援に夢中になってて、なかなかバイトに出てくれなかった事。
たったひとりで店舗工事任された時は死ぬかと思いましたが。
それでも銀行ロビーのTVで、強電屋さんや警備員さん達とサッカー観戦して、少しだけ憂さを晴らしましたけどネ〜

あ、そう言えば警備員とロビーTVで思い出した事が。
あの、あさひ銀行でのATM爆破強盗事件は現場で負傷した警備員の自作自演の可能性が強くなったようで。今まで銀行から現金を預かって業務を代行していた警備会社はどうなるんでしょうね?
普通なら取り引き停止、出入り禁止業者と成って何人もの人が路頭に迷う可能性が…モラルの無い●●が1人居たおかげで…虚しい

前に書いたかも知れないけど、十年以上前、某信用金庫の新入社員が誘拐されて、身代金を払った後に死体で発見されたと言う残忍な事件が在って。
数日後、都内の別の信用金庫に仕事に行く途中、車の中で犯人逮捕のニュースを聞いた私が仕事先の店舗でそのニュースを話題にしていると、それを聴きつけた行員さんが全員ロビーのTVの前に集まって、犯人逮捕のニュースが流れた途端に歓声を上げて拍手をして、皆犯人逮捕を心から歓んでたのを見ました。
私はその風景を見て一瞬驚いたけれど、すぐに「ああ、同じ日本人でよかったかも」と感じたのですが。
でも今はそれも…
昔在ったモラルのカタチを懐かしんでしまうって言うのはどうなのか?歳とともに誰でも感じる道なのか?さて…

WCサッカーに始まった日記が取り止めの無いところへ来てしまいました。
取りあえず、カーン選手、MVPおめでとう〜♪で締めとこ(^^;)