猿の軍団!猿の軍団〜なにするもの〜ぞ〜♪
あ〜頭遺体。いや誤変換じゃなくてホントそんな感じ…
台風が近づいてるからか?秋に成りかけてるからか?偏頭痛持ちの私は季節の変化や気圧の変化に弱いらしい…つら〜い。
ちなみに私の常備薬はバファリン。1年ぐらい前まで薬局で「バファリン下さい」と言うと、ゴム製品が溶けてる写真とか見せられて「これでもよろしいですか?」なんて脅されてたものだけど。新処方に成ってからは脅されなくなりました。
痴呆に成るとか言う噂もバファリンには在るらしいけど〜コーラで歯が溶けるとか云う類の噂と同じモノなのかなぁ?人気の有るトコロに噂が集まるって言うヤツかな〜?
まぁイイや、それよりもこないだ観た映画の感想〜

題名で触れたのは、確か昔TVで遣ってた猿の惑星のパチモンドラマの主題歌だと思って憶えているのだけれど?
猿の惑星、続猿の惑星、新猿の惑星、猿の惑星征服、最後の猿の惑星、映画の邦題はこんな感じだったはず〜反戦、反核から人種差別を下敷きにキリスト教的共存世界へと完結していったかなりハードな映画だったように憶えている。観たのは全部名画座でだったけど、これだけのシリーズを映画館で観たのって今思うと凄い。スターウォーズサーガより昔にこれだけのサーガを尻切れトンボに成らずに完結させるなんてなかなか無い事だよね〜
日本でパチモン番組が創られるぐらいインパクトの在る映画だったんだから…

今回のティムバートン版新作「猿の惑星」。
「文明を持った喋る猿」と言う世界観や造型、アクションは流石に良く練られていて観ていて飽きない。ゴリラ、チンパンジー、オランウータン等それぞれの動きや感情表現、愛情、暴力、狂気まで、本当に猿人が存在している様に感じられるほど。
お話もよく考えられている。けれどもオリジナル程のインパクトは無いかも。オリジナルでは猿に捕まった人間は解剖されたり剥製にされたりしてたけど…
お話としてはタイムパラドックス、スペースパラドックスなお話。勘のいい人は導入部のSOSシーンでお話が読める。ヒネリをくわえてあるけれど。

ネタばらしに成らない程度?に紹介。
外宇宙で探査を続ける宇宙ステーションオベロン号。その前方に電磁波雲状のモノが出現して探査不能になる。
直接、電磁波雲を探査する為に、特別な訓練を施した猿の内の1匹を探査船で打ち出すが、雲の中で行方不明になってしまう。
危険な任務に猿を優先して使う事を快く思っていなかった飛行士レオはそれを見て自分も探査船で飛び出してしまう。が雲の中の奇妙な光に吸い込まれて未知の惑星に不時着してしまう。
そこは、人間に強い憎しみを抱くセード将軍とその軍隊が権力を持つ猿の支配する惑星だった。
レオは無事オベロン号に戻る事が出来るのだろうか?

まあ、雑誌の紹介文とたいして変わりませんが。結論から言えばレオはオベロン号に「戻る」事が出来ますし、行方不明の猿も「救助」する事が出来る…と言っておきましょうか〜(^^ゞ
そしてラストのどんでん返し。オリジナルではそこは未知の惑星ではなく地球の核戦争のなれの果てだったのですが…
私は今回のラストシーン、いまひとつ理解しきれてません。最後のあれがドコの惑星なのか?どの位未来なのか?多元宇宙なのか?とか…
あれが●●ならセード将軍はどうやってそこへ?とか、単にUターンしたのか?とか…
何度か繰り返し観たら頭の悪い私も解るのかも〜(-_-;)

さてティムバートン監督と言えば怪物達への偏愛と観客を突き放した感のあるストーリーエンドが持ち味ですが、猿の惑星ではその持ち味がちょっと薄味だったかも〜
まあ、出て来るキャラクターのほとんどがモンスターの様なものですからしょうがないのかな〜
今思えば、セード将軍の人間への潜在的恐怖からくる狂気がバートン監督の「ねらい」だったかな?

その他の見所はケリーヒロユキタガワの吊り眼のゴリラや、カワイイ猿のパイロット〜そしてオリジナルの主役だったチャールトン・ヘストンがゲスト出演している事でしょうか〜
ヘストンはかなり重要な役で出ていますが、普通では誰だか解りません(笑)
続編は作られるのでしょうかね〜

あ、長く書きすぎて千と千尋の感想が…