今も・・・
「拉致問題は現在進行形」 めぐみさん両親が講演
2007.10.15 18:14

このニュースのトピックス:北朝鮮拉致事件
 北朝鮮による拉致被害者帰国から丸5年になった15日、帰国を果たしていない横田めぐみさん=拉致当時(13)の両親が、新潟市で開かれた全国地域婦人団体研究大会で講演。「世論の後押しがないと拉致問題は解決しない。関心を持ち続けてもらいたい」と訴えた。

 父、滋さん(74)は、11月15日でめぐみさんが新潟市で拉致されて30年になることに触れ、「私たちが拉致被害者家族の(親の)中で最も若い。あまり時間がかかると亡くなる方も出てくる」と早期解決を要望した。

 母、早紀江さん(71)は「核の問題も大事だが、拉致は今も現在進行形で続いている。たくさんの方が北朝鮮で助けを待っている」と訴えた。

 講演後、会見した横田夫妻は「帰国した方とその家族は日本の生活にも慣れ、良かったと思います」と話す一方、「この時期に新潟の海を見ると、とてもつらい思いになる」と胸中を明かした。