いのちの植樹
何かしたから

どうしたからとか

何かをしたから偉いと

いうのではない

わかっているのに

つい

誰かと比べたり、自分を引くくみてしまったりして

いつもいそがしい

わたしの心



きっと

誰もが、何かを行うことの中で

得られることは、

一生のうちで、一握りではないだろうか

そのものの

生きている答えというのは、

外側の世界に創るものではなく

いつも心

内なる世界の中に、

多くの平和や、幸せがあると思う

自分を深く愛し

許していき

その呼吸の繰り返しが

いつしか幹をのばし

地中に根をほりさげていき

人の樹となっていく

この星に根をはやす

唯一無二の

いのちの樹

何かをしたから

価値があるのではない

行っても

行わなくても

あなたがいまここに

生きている樹だから

それこそが

大きな価値を携えている

人の世の理とは違う

永遠の理

いのちは、くりかえし

この星に生まれてくるかもしれないけれど

だから

いま

あなたが、ここに立っていることが

その瞳でみて

心で聴いて

そして愛を口ずさんでいる

いまが

この上なく尊いこと

いのちは、瞬き

だから

ずっと消えることはない