感謝のくちづけ
わたしたちはいつも、光の中にいて
迷いながらも、その心をもとめて
さまよってゆく生き者
大きな河のうねりの一つのように
今日生まれた魂が、
また愛という岸に沿って
大きな海を目指して流れてゆく

どこまで流れてゆくのだろうか

一人一人が、
神聖な魂の存在であり
その魂のひとつひとつが
織り成すこの星や
銀河のすべてでの役割は
きっと

いつしかすべてのものたちを
成した
ひとつの大きな
集合体となって
何かの形をなしてゆく
遺伝子のように
思えてならない

ひとりひとりの
魂の経験は
どうしてこんなこと?
と思うことも
あるけれど
それもすべてやってくる
大きな一つの命のために
大切な
パーツの一つのように思う

だから、
過去も未来も
どんなとき、何があったときでも
それらすべてが
必要に
生まれたかった命の一部だと
思うから

今日わたしたちが
生かされている命の
きらめきは、

ここで生きたことを
照らしている
宙の星からしか
見えないこと

わたしたちの命は
十分美しい


この瞬間のすべての
生命の源に
ここにあるまでの軌跡に

紅の想いをこめて
感謝の口付けをしたいと思う