クリエイティブのカタチ
今メインで使っているスーパーマジックマシン(セレロン300を無理矢理450にして使っている)が最近あまりにエラーが多いので、次に用意してあるブック型にメイン環境を移したいんだけど、山のようなソフト環境をインストールし直すのが億劫で未だに手を出しかねている。いずれ遣らなきゃイケナイ事をずるずると…う〜ん、成長してないな。

さて前日記の補足。チケットを頼んでいた友人と劇場に入る前にチョットお茶をしてお互いの近況報告。芝居が終った後は、楽屋に来てね。と役者の方の友人に言われていたけど、そう云う場所は苦手だし…と、1500円のパンフを記念に買って劇場を引き上げる事に。
そのまま一杯呑みに行きたかった私ですが、デザイナーの方の友人はこれから事務所に戻ってもう一仕事だと言うので、仕方なく再びお茶。しかしどいつもこいつも何でこの街に群れたがるのか?座れる店を探すだけで一苦労。好かん街だ。
そしてまたチョビッとコーヒー飲んで、「じゃまたなぁ」と8時頃に帰って来ました。

芝居の前に近況報告の為に入った喫茶店で席に着いてから友人の第一声「俺さぁ円形脱毛症が出来ちゃってさぁ…」ぱちぱちぱちぱちぃ〜あ、後半のぱちぱちは私の拍手音です(笑)
君はやっぱり私の親友だねぇなんて気が合うんだろうか。普通ここまで気が合う人間なんてなかなか居ないよぉ〜と思わず拍手してしまった私。
実は私も耳の上の方にポチッと。私の場合普通にしていれば今の所判らないけど、友人に見せてもらった場所は後頭部の襟足のトコで元々髪の短い所だからなんとなく判る。
「しばらく長髪にしてようかなぁ…」ポツリと友人が言いました。
円形脱毛症(俗に十円禿げ等とも言われる)と言うのはストレスや睡眠不足等で自律神経に問題が起こるのが原因らしい。薬と云う物は無く、大抵は1年程するとストレスに対する免疫が働いて自然治癒すると言う話。を、友人は一生懸命調べたらしく、私に話してくれました。
ふたりでコーヒーを飲みながら「お互いに歳を取ったって事だよ」と、いつしか熟年夫婦のような結論を口にしていました。
若い時には耐えられたストレスも、歳と共に神経が細くなり、思いもしない身体の不調が思いもしない場所に現れてくる…
それはたぶんステージ上では元気に唄い踊る彼もそうなんだろうなぁと。想う訳で…

創造的な事を仕事に選ぶ。そう言う人達を見ると自分の肉を内蔵を削って商品にしているかのような痛々しさをどうしても意識してしまう私。想われる方はいい迷惑なのかも知れないけど…
ステージ上の彼は同い年の筈なのに、年齢不詳に見え皺も無く腹は少年の様にすっきりとしている。そして二時間唄って踊ってを一日二ステージもこなしてしまう。舞台上のエネルギーを支える為の日頃の修錬はどれほどのモノか。
ステージ上では輝く彼が決してソレだけでは食べて行けないのも知っている。
円形脱毛に成ってしまった友人が「あそこの看板、俺が頼まれたんだよ」とか「このレイアウト俺がやったんだ」とか言うまでに仕事で抱え込むストレスの大きさも私は経験で知っている。
帰りの喫茶店では、そろそろ独立しようと本気で考えているとも言っていたし…

誰でも頑張れば望む仕事は得られるだろうと思いますが、望む生活が得られるかどうかはその人の心しだいと言うか生き方しだい…どうしても金メダルが欲しい人は(たとえ手に入れたとしても)永遠に追い求め続けるだろうし、守るべきモノを見つけた人はソレを大事にするだろうしね。
ネット上でも声優の卵とか役者の卵とか情熱を持った方を見掛けますが、仕事と同時に生き方も見付けられたらその人は幸せなんじゃないでしょうか。

今回の日記三部作もえらい時間かかったなぁ〜言いたい事が伝わるんだろうか?もっとサックリ頭働かないかなぁ…(^^;;