タンタン日記
週末の3連休に仕事。早く帰れる予定だったのに運送業者さんの手違いで荷物が届かず、あっという間に電車が無くなってしまう。

ちょっとカチンと来てたので運送業者にイヤミを言う。険悪な雰囲気になって業者10人程から睨まれる。チビリそうに成りながらも、不愉快な思いをしているのはこちらなので負けずに睨み返してみる。

午前3時頃仕事のメドがつく。休憩室で同僚とこれからどうしようかぁ…とマッタリしながら話し合う。
取り敢えず夕方5時から何も食べていないので、近場で飯でも食いながら始発までビールでマッタリしてようか?などと話しているとお客さんの担当者がタクシーチケットを1枚くれた。
コイツでタクシーを乗合いして帰るか?と言う話に落ちつく。

休憩室を出て帰る用意をして担当者に挨拶しに行くと、こんな時間だと云うのにいつも使うホテルの部屋が取れたと言う。
ただし、シングル2つ。泊まるコチラは3人だ。誰がソファーで寝るのか?と訊くと、いちばん若い奴が「私が」と言う。彼の親御さんにとても感謝する。もちろん彼にも。

3人でビルを出て、この時間に営業している唯一のラーメン屋に行く。Aセットとビールを食す。やけに塩辛いラーメンで、誰も「また来よう」とは言わなかった。

ラーメン屋を出てホテルに向かう。仕事場のビルから2分と離れていないので、歩きながら。
タクシーチケットを返していなかったので「ホテルで昼まで寝てて、チェックアウトしたらこのチケットで家まで帰ったりしたら俺達超リッチだね〜」などと戯言をほざいてる内に着いてしまう。

ホテルに入る前に、目の前のコンビニでお茶やサンドイッチ等の朝食を仕入れる事にする。
そのコンビニで永井豪ワールドと云う食玩具を見付ける。全五種、ひとつ300円。後で、食玩具ではなくガシャポンのBOX物だと判明するのだが。ビールの入ってる私はソレを五個持って同僚のカゴに放り込むと「後で金払うから」と会計をまかせてコンビニを出た。
外で待っていて金を払おうとするとイラナイと言う。「えっなんで?」と訊くと「ソレ五個…深夜手当の代りだから」と満面の笑顔で言われてしまった。

ホテルには3人別々のフリをして入って行く事にする。こんな時間に来る客なんて他に居ないのでバレバレのハズなのに、酔った私達の頭ではソレが判らない。
私が別の客のフリをしてエレベーターホールに隠れる。他の2人がシングルのチェックインをする。手続きをしている間エレベーターホールの鏡を眺めながら「ホテルに連れ込まれた女の子ってこんな気持ちなのかなぁ…ふふっ」などと酒で発酵した頭で考える。
いざ部屋に着いて見ると両方ともツインルーム。シングルと言うのは担当者の間違いだったのか、ホテル側がバレバレの行動をする私達を見て可哀想と思ったのか…どちらにしろビビって損した。

寝る前に3人で集まって酔い冷ましのお茶。その時同僚に「今度の木曜日ヒマ?」と訊かれる。「なんで?」「いや、コノ仕事の打上があるんだって」「へ〜ドコで?」「オークラ」「へぁ?」「ホテルオークラ」「ご苦労さん。頑張って行ってらっしゃい」と速攻で断る。若い方が「なんでそんなにスグに断れるんですか?」と驚くので「だって俺が行っても意味無いから」と答える。

ご指名だろうが何だろうが私には関係無い。そんな場所にフォーマルな格好をして酒を呑みに行くという行為自体がうざったい。
基本的に酒は飲みたい相手としか呑まない。傍から見ると嫌な性格かもしれない。

なんだかんだで4時を過ぎていたので各自寝る事にする。シャワーを浴びるのも面倒臭かったので足だけ洗って寝る。
うつらうつらしながら、7時頃に熟睡しそうになったので起きる事にする。コノ最近の仕事のせいで体内時計が壊れてしまって、普通の睡眠が出来なくなっている。この時熟睡してしまったら昼まで起きれない。身体が起きて反応してくれないのだ。

起きてゴソゴソと洗面等をしていると同室の同僚から「早く起きすぎだょ」と怒られる。
朝食用のサンドイッチを食べ、8時半にはチェックアウト。実は9時からホテルの隣のビルで別の仕事があったのだ。連休だと云うのに。

その日の仕事は大した事なくて昼には終る予定だと言う。3人も仕事する必要は無いと云う事で2人居ればイイと言う。「誰と誰が残るの?」と訊くと「私が」とヤハリ若い奴が。彼のお祖父さんにも先祖様にも感謝の念を贈っておく。弟に欲しいぐらいカワイイ奴だ。
結局私は2人を残して帰る事に。

帰れるとなると話は別。最近飲んでいるスッポンが急に効いて来る。そのまま10時開店のビッグカメラに行って、一番安いCDーRWと40GのハードディスクとウインドウズMeとを買い漁る。コレでMeマシンを組立てちゃる。

店内をウロウロしている内にお昼になる。流石に体力がキツクなって来たので帰る事にする。
仕事が終ったらしく若い同僚から「何買いました?」とメールが来たので報告を入れておく。

地元の駅に着いた所で行き付けの本屋で故ねこじるさんの「じるじる日記」の文庫版を見つけて買う。家に帰ってシャワーを浴びたらそのまま爆睡……次の日の朝4時ぐらいに目覚める。
そのまま「じるじる日記」を読んで、いっぺんに感化される。

そうして出来上がったのがこのタンタン日記。いろんな意味で疲れた連休でした。