梅の香
一見、裸木に見えるけれど・蒼空を背景に枝先は、
ほんのり赤や黄色に染まっていた。

午前中に、大急ぎで仕事を片付け、
明日の休みは雨だという予報なので、
急遽、出かける事にした。

おにぎりを握って、
残り物をお弁当に詰め込んで出かける。

里の河原はまだまだ枯れ草色に見えるけれど、
土手の辺りには、イヌフグリが群れ咲いていた。

川についた。
太郎を降ろして河原に寝かせてお弁当にする。

野の日当たりのよい所の梅は満開だが、
枝が込み入った日陰の方はまだまだ蕾が固い。

手繰り寄せて梅の匂いをかぐ。
まぁ~なんて上品な香りなのでしょう。
梅の香りがこんなに、いい匂いだったなんて、
改めて嬉しくなった事です。

川岸の向こうの葦の枝先にカワセミが留まっています。
私のカメラでは、写りません。
すぐに川面を一直線に飛んでいきました。

ひらべったい石を拾って、
主人と水切り?をして遊びました。
川の水面を切って石を飛ばす遊びです。

竹薮の向こうで、コジュケイに「ちょっとこい」と鳴いて呼ばれます。

川の端まで行ったら竹薮の中で水音がするのかと思ったら、
それは、風に揺れる竹の葉づれの音でのようでした。

河原には、セグロセキレイが遊びます。
たぶん・・千鳥も。

まだ川柳は芽吹いていませんでしたが、
里の家の庭に、
朱色の福寿草と、ネコヤナギを見つけました。

里の温泉に入り久しぶりの塩サウナで汗を流して、すっきりして帰宅する。