真っ赤だな♪
太郎を病院へ連れて行く。
床ずれと皮膚病の薬、痛み止め、サプリメント、その他で一万五千円也。

太郎が静かなので、そのまま高速に乗った。
空は蒼い。
道路の脇の蔦が真っ赤だ。

白い雲は、初めからそこに置いてあるように、浮いている。

太郎は車中で、啼き通しでした。
私まで泣きたくなる。

なんとか誤魔化しながら、田圃の畦道で、降りた。
もうここで充分です。

赤と白に塗られた鉄塔の下で、お弁当にした。
時々、その上を飛行機が飛んで行く。

鉄塔と鉄塔は、電線で繋がっているのに・・。

私も点線の一部となって・・繋がっていたかった。

日向に、春咲くはずのホトケノザが咲いていた。
太郎と主人を置いて、私は一人で散策する。
荒地の中で、イシミカワを発見♪
丸い葉の上に、ピンクや水色の小さな実の彩がきれいだ。
今年、始めて見つけた、遇いたかった実です。
近くの○○公園には、自然が残っている。
沼の上にかかる板の橋を渡って、
林の中に入ると、ガマズミやゴンズイやクサギの真っ赤な実を見つけた。

太郎の待つ車まで林の縁を遠回りして帰る。

背中に夕焼けをしょいながら・・。

高速に入る頃には、
黒い雲の上の、繊細な月を眺めながら、帰路につきました。

帰ったら、
原稿が届いていたので、少し入力して、又明日、続きをやります。