アギト考
と言う事でV3考…じゃなかったアギト考。テレ朝系で日曜朝8時から放送している仮面ライダーアギトについてちょびっと考察してみたりなんかして…興味の無い方はゴメンナサイです。

石ノ森さんが亡くなってから始まった新仮面ライダーシリーズ第2弾。前作の仮面ライダークウガの世界観のみの継承では無く、完全な続編の設定らしい。前作クウガの2年後のお話で、前作の主人公クウガ(未確認4号)は行方不明らしき設定。
改造人間ではなく人自身の秘められた超自然能力によって変身するという新仮面ライダーシリーズは新ウルトラマンシリーズと良く似てる。

前作のクウガ…実は私、ほとんど観てませんでした…だってぇ日曜の朝8時なんて…まだ夢の中だったりスルのに…起きれませんてぇ(^^;
なので、クウガについてはほとんど解らないのですが…
「未確認」生命体と呼ばれる人類の亜種が日本に出現し、同じ能力を持つ未確認4号体(クウガ)が警察と協力しつつ、人に危害を加える亜種を滅ぼしていく…と言うようなお話だったらしい。クウガは最後に大ボスと相討ちに成って行方知れずになったとかならないとか?良くわかんなくてスイマセン(^^;

で、その二年後のアギトのお話。警察はクウガに頼れなくなったため「未確認」の再出現に備えてG3と言う特殊強化スーツを開発してます。これが一人目のライダー。
そして、記憶喪失のまま海岸に打ち揚げられた青年。今は大学教授の家に居候して家庭菜園等にいそしんでいる二人目のライダーにして主人公のアギト。
致命的な交通事故から奇跡の復活を成し遂げた水泳選手。彼は人の秘めたる超能力に目覚めたばかりの、不完全な力を持つ三人目のライダーギルス。
三人のライダーがそれぞれの立場を持って反目し合いつつ、敵と戦って行く…と言うのがアギトのメインストーリーらしいです。
アギトの毎回のストーリーにはお決まりの副題も無く、ファイル数でのみ話数が表現され、ストーリー自体も連続ドラマの様に回を重ねて行くと言う、とても子供向けには創られていない演出で、マニア向けと言っても過言ではない感じ…
まだ二回放送されただけなのに、とても重いドラマが感じられてしまいます。

さて、こっから先は私の完全な想像です。なんの根拠も在りません。
最も強く完全な形態をした主人公アギト。彼は記憶喪失のまま、とある家族と暮らしています。想うに彼は自然界、あるいは地球をも代表するような仙人のような存在なのでは?と考えました。自然界のパワーバランスを保つためだけに孤独な闘いを繰り広げてきた仙人の彼にとって、人間とふれあうのはタブーだったはず。しかし、傷つき倒れた時にふれあった家族の中に自分と似た力と孤独を持った少女を見つけ惹かれるうちに何時しかその家族から離れられなくなってしまう彼…孤独だった仙人にいつしか居場所が出来てしまう。いつかは出て行かねばならない束の間の場所が。

一方、人々の生活を護る事を目的に警察と言う組織に所属するユニットG3。彼の守るべきモノはハッキリしている。すべての人々と生活と文明だ。そこに迷いや逡巡は今は無く、たとえ何が起こったとしても人として戻るべき場所を持っている。
だがアギトにとってはG3は文明と科学を代表する忌わしき存在であり。力でもある。
アギトにとって守るべきモノは環境でありバランスであり、守るべき人は片手に余るほど…だからアギトは無闇に人を助けない。だがG3にとっては人助けこそが目的なのだ。

そして第三の男ギルス。彼はまだ変身してもいない。彼はどう云う立場で他のライダー達と反目し合うのだろう?
彼を善的に捉えるならば、前作のクウガの様に最初は警察に協力する戦力なのかも。その中でG3とのライバル関係や自分の存在そのものや闘う意義等に悩んで葛藤して行くのかも知れない。
しかし、彼を悪的に捉えれば…彼は力を手に入れた人の欲望をそのまま再現してしまう存在に成るのかも知れない。
彼がその存在を預けられる場所はまだ無い…

そして、絶滅動物を模しているらしい?怪人達。だとすると彼らの目的は人の殺戮なのか?彼らが使う力はガイアパワーのような単一の霊的エネルギーであり、同じエネルギーを使うライダー達にも影響を与えているからこそライダー達は苦しみ、そして闘うのだろうか…

今後のドラマのカギはオープニングの葬式?で死んだ少女の父親に在るのではと私は想ったのですが…?

などと、たった二回観ただけで考えてしまいましたぁ(^^;まさにハマッテイルと言うか踊らされてると言うかぁヤバイねコリャ(笑)
ま、ドラマって想像している時が一番愉しいんですけどね〜取りあえず、ココで読んだ事は忘れましょう(^^;;;
あ、最初にV3って言ったのは1話を観てライダーマンとかハサミジャガーとか思い出したからなんだけど〜もしかしたらそう言うオマージュも入ってるのかも〜?