ESTEBAN 「Maté verde」
普通に近場のお香屋のつもりで利用していた阿倍野近鉄のESTEBANだが、東京と日本に2つしかないEstebanJapan直営の大阪店であることを知った。

直営店と公式Web通販限定商品があるのは知ってて、そういうのを下調べして1つ買ったのだけど、それ以外についでに買った品が今回の「Maté verde」。
普通にいろんなお香屋で売ってるエステバンのありふれたお香のつもりだったのですが、なんとフランス本家版で日本では本来売ってない商品だった。
本家版は公式Webでも売っていず、ほんとに直営店に出向かないと入手できない商品らしい。
そんなものがあるとは知らずに買って、帰ってお香焚きながら詳しく調べようと公式開いて商品がリストに無くてはじめて気付いた。

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正直なんの香りか分からず買った。緑系のこと書いてあったので、勝手にグラス(草)系のさわやかなのかと思ってました。

商品名の「Maté verde」は機械翻訳にかけたらワケが分からなくなった。
しかし気になったのでいろいろ調べまくった結果、これはフランス語でも英語でも無いことが判明。
まずverdeはポルトガル語で緑色のこと。Matéはマテ。マテ茶のマテ。
つまり「マテの緑」という意味。
この商品はアマゾンの緑をイメージなので、ブラジルだからポルトガル語なわけだ。

言葉の意味が分からなかったので、グリーンの草系とは説明読んで知ってたけど、別にグラス(草)系のありがちな草原臭でもないしなあ~。わりとまろやかな優しい香りだよな、と思ってました。
しかしアマゾンと思うと、うっそうと茂った森林のような感がしてくるから不思議だ。言葉のイメージって凄いね。

アマゾンに行ったことが無いから分からないけど、生い茂った森林の中に行った時そんな匂いするなとは思った。
別に熱帯雨林でなく、日本の山奥行った時とかに。
森林浴っぽい感じで癒しの香りという感じが俺はしました。
アマゾン→野生→激しい香り、みたいな印象とは全く違って、優しい森林のイメージ。

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香料を見てみよう。

lead: green galbanum, cruhed leafs
heart: rose,wild orchid, cyclamen
base: patchouli, maté, vetyver

グリーンガルバナムがまずある。これがウッディな感じのメインかな?
あとシクラメンだの野性ランだのがあり、森林の日陰で咲くランとかの香りを入れてリアルな森林を表現しているのだと思う。

ヨーロッパの森ってどんなのか知らないけど、日本の森もじめじめしてランとか咲いてるよね。
だからなんだかそんな雰囲気を感じたのかな。

アマゾンとかブラジルとかは正直よくわからない。マテ茶の香りもよくわからない。
しかし優しい森林浴系の香りで、安らぎが欲しいときに悪くないと思います。