満月

きれいな満月だった

  
ケイタイを向けて撮ろうとしたら

  
画面の中の月はとても小さくて

  
なんだかとてもつまらないものに見えた

  
あらためて夜空を見上げてみると

  
月はやっぱり大きくて 



とてもきれいなものだった



手に入れようとしなくても、その目で感じればいいんだと

  
まるでやさしい老人のように

  
月は静かに 僕に語りかけてるみたいだ

  
僕はまた 夜空を見上げた

  
メールも写メも何もいらない

  
この僕がきれいだと

  

感じてるそのことが 大切なんだ

編集 : 十六夜 様、私は月を見るのが大好きなんです・・何だかいつも私自身を写しだしてるみたいで、いつも違うんですよ・・まるで、心の鏡みたいです・・いつも、お声を掛けて頂きありがとう御座います
編集 十六夜 : レンズを通すと却って遠ざかってしまうような気がして。。和さまのこの感覚、とてもよくわかります。