誰も居ない部屋

カーテンの隙間に映る 茜色

失った時を探して 入り込む


壁にかかる 印のついたカレンダー

時間だけが消されてる


脱ぎ急いだままの 服

力なく 椅子の背を借りてる


ボードの上の電話機

点滅しつづける 小さなボタン


カーテンの隙間に映る 夜色が

失った時を ひっそりと覆ってゆく