2011 04/21 03:26
Category : 日記
昨年から「不要品リサイクルします」と
無料で不要品を回収してくれる業者があちらこちらで
空き地を借りて不要品を引き取ってくれています。
以前、小さなテレビのときは車で持っていったのですが
今回は自転車だったので乗っていくことにしました。
あまりにもボロボロだったので雑巾で拭いてタイヤに空気を入れ
サイクリング気分で回収している空き地へ行くと
「本日定休日」の看板が・・・(汗)
仕方ないのでそのまま引き返して帰ってきました。
サイクリング気分が本当のサイクリングになってしまいました(笑)
まぁ、天気も良く風も気持ち良かったので良しとしましょう^^
原発被災者の風評被害が問題になっています。
同じ日本人として悲しいことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「福島県人差別」の原因を作っている人たち
福島県人の「差別」が進んでいます。福島県人が避難してくるのをいやがったり、酷い例では福島県人の診療を拒否する病院すらあります。言うまでもありませんが、福島県の人は他の都道府県の日本人とまったく同じで、クリーンです。でも、これほどバカらしいことが「科学技術立国」の日本で起こるのは、それを仕掛けている人がいるからです。
1) 日本政府が「福島県人から放射線がでている」と言ったから
ある時、テレビを見ていましたら、福島原発の近くの人たちが「被ばくしているかどうか」ということで、「体の外側から放射線の測定器をあてて」、「被ばくを測定する」という映像が何回か流れました。そして、「体から放射線が出ていない人は、被ばくしていません」と言っていました。
これを見た素直は人なら、次のように受け取るでしょう。「へえー! 被ばくしているかどうか外から判るの!? なら、その人から放射線がでているのね! 福島県の人は被ばくしているから、近づくとこっちが被ばくするのね!」福島県人が「被ばくしていない」ということを宣伝するために、このようなトリックを日本政府がやったのですが、それは「福島県人から放射線がでている」と言ったも同然であることに気がついていません。
それに対して私は、「体の外から測っても、その人の被曝量は測ることができません。あれは「洋服についているチリ」を測っているだけです。被ばくはDNAを観測しなければ判りません。」と言いましたが、なにせ個人の力なので、多くの人は政府の言ったことを信用しています。また、精神的にも打撃を受けている福島のお役所に悪いのですが、もっと積極的にこのような非科学的な報道について是正を求めるべきです。
2) 日本政府が放射線と放射性物質の区別をごまかしたから
原発事故で大切なのは、「被ばくは「原発からの放射線」ではなく、「放射性物質からの被ばく」である」ことを理解する事です。
これが間違っていると、誤解が生じるので、そのうちに「福島県の人は・・・」という事になります。すべてが正しくないと差別が生まれます。・・・(中略)・・・また、「放射性物質」からの被ばくですから、福島県人は「放射性物質」ではないので、被ばくの原因にはならないと科学的に説明しなければなりません。
・・・(以後、後略)
(平成23年4月15日 午後2時 いそいで執筆) 武田邦彦
無料で不要品を回収してくれる業者があちらこちらで
空き地を借りて不要品を引き取ってくれています。
以前、小さなテレビのときは車で持っていったのですが
今回は自転車だったので乗っていくことにしました。
あまりにもボロボロだったので雑巾で拭いてタイヤに空気を入れ
サイクリング気分で回収している空き地へ行くと
「本日定休日」の看板が・・・(汗)
仕方ないのでそのまま引き返して帰ってきました。
サイクリング気分が本当のサイクリングになってしまいました(笑)
まぁ、天気も良く風も気持ち良かったので良しとしましょう^^
原発被災者の風評被害が問題になっています。
同じ日本人として悲しいことです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「福島県人差別」の原因を作っている人たち
福島県人の「差別」が進んでいます。福島県人が避難してくるのをいやがったり、酷い例では福島県人の診療を拒否する病院すらあります。言うまでもありませんが、福島県の人は他の都道府県の日本人とまったく同じで、クリーンです。でも、これほどバカらしいことが「科学技術立国」の日本で起こるのは、それを仕掛けている人がいるからです。
1) 日本政府が「福島県人から放射線がでている」と言ったから
ある時、テレビを見ていましたら、福島原発の近くの人たちが「被ばくしているかどうか」ということで、「体の外側から放射線の測定器をあてて」、「被ばくを測定する」という映像が何回か流れました。そして、「体から放射線が出ていない人は、被ばくしていません」と言っていました。
これを見た素直は人なら、次のように受け取るでしょう。「へえー! 被ばくしているかどうか外から判るの!? なら、その人から放射線がでているのね! 福島県の人は被ばくしているから、近づくとこっちが被ばくするのね!」福島県人が「被ばくしていない」ということを宣伝するために、このようなトリックを日本政府がやったのですが、それは「福島県人から放射線がでている」と言ったも同然であることに気がついていません。
それに対して私は、「体の外から測っても、その人の被曝量は測ることができません。あれは「洋服についているチリ」を測っているだけです。被ばくはDNAを観測しなければ判りません。」と言いましたが、なにせ個人の力なので、多くの人は政府の言ったことを信用しています。また、精神的にも打撃を受けている福島のお役所に悪いのですが、もっと積極的にこのような非科学的な報道について是正を求めるべきです。
2) 日本政府が放射線と放射性物質の区別をごまかしたから
原発事故で大切なのは、「被ばくは「原発からの放射線」ではなく、「放射性物質からの被ばく」である」ことを理解する事です。
これが間違っていると、誤解が生じるので、そのうちに「福島県の人は・・・」という事になります。すべてが正しくないと差別が生まれます。・・・(中略)・・・また、「放射性物質」からの被ばくですから、福島県人は「放射性物質」ではないので、被ばくの原因にはならないと科学的に説明しなければなりません。
・・・(以後、後略)
(平成23年4月15日 午後2時 いそいで執筆) 武田邦彦