昨日の続き
一昨日、いきなり最終回となって終わってしまった「エチカの鏡」

最終回だからなのか、テーマは余命告知についてでした。


平成20年における主な死因別死亡の割合は

1.悪性新生物(ガン)30.0%
2.心疾患15.9%
3.脳血管疾患11.1%
4.肺炎10.1%
5.不慮の事故3.3%
6.老衰3.1%
7.自殺2.6%
8.その他23.8%

と、毎年約10万人のガン患者が余命告知を受けていて

余命告知はいつ降りかかってもおかしくない問題です。

そこで、余命告知を受けたら何を考え、残された時間をどう生きるのか?

まず、日本では余命告知は病院や現場の医師の判断に委ねられています。

余命告知をする場所はカルテやレントゲンなど必要な資料がある診察室や個室で、

最初に知らされるのは家族であることが多く

家族に告知をしてから本人告知を相談するのが一般的となっています。

医療機関における告知の現状は、本人が26.6%、家族が90.8%です。

余命期間は色々な臨床試験や統計学的なもので、

期間としてはあやふやな期間なので、その幅は様々なバラつきがあります。

ストレートに話すとそれだけでもショックなのであやふやな言い回しになり、

患者の性格を考慮して余命告知を行うことが多くなっています。

そして、余命告知などを伝えられた人の精神状態は

5つの段階を経ると考えられます。

第一段階・・予期しない衝撃的なニュースを聞かされた時
        すぐ受け入れる事は難しい

第二段階・・死を目前とした当事者の怒りは
        家族や周囲の人に向けられる事がある

第三段階・・何かにすがりたい気持ちになったりする取引の段階
        解決する方法を求め医師・神や仏に対して
        命をどうにか延ばしたいと願う

第四段階・・これまでの段階を経て絶望へと立たされ
        うつ状態になる人もいる

第五段階・・最終的にはもう仕方ないじゃないかと、
        この時間をより良く過ごすように生きていく
        それが大事なんじゃないかと気付く、
        それが受容だと言われている

番組では、進行性の胃ガンで余命3ヵ月と言われて生前葬を行った男性、

肺ガンが全身に転移し余命半年と宣言されて延命治療を拒否、

家族との時間を選択して最後の家族旅行に行った男性、

スキルス胃ガンで余命3ヶ月と告知を受けてから3年半が過ぎ、

8年後の60歳までにガン患者を支援するNPOを設立することを目標に

現在大学に入学し勉強に励んでいる女性

の3人の生き方が紹介されていました。

「余命」は余った命ではなく「与命」

与えられた命で夢に向かって生きている、と結ばれていました。


今現在、普通に生活をしていると

もし、自分が病気になったら余命宣告をして欲しいとか欲しくないとか

冷静に考えて判断することができますが

実際に余命宣告をされる場にならないと本当のところはわかりません。

ショックで取り乱すかもしれないし、受け入れられないかもしれない。

今、どんなに想像をしたとしても現実になってみないと

思い通りになるかどうかはわかりません。

余命を知るどころか、不慮の事故で人生を終えることになるかもしません。

後悔や反省ばかりの毎日を送っていてはダメですね^^;

編集 gonch : ウツとソウの繰り返しは疲れます^^; 宗教的な理由は最優先されますから、日本人には理解し難いことですね。仕事や家族に対する考え方も随分違うようですから。>テラ様
編集 gonch : 嫁命(よめい)ですか?(笑) 人の命の長さなんて、誰にも決められるものでなないと思います。それでも、家族の方が心の準備をする時間はあった方がいいような気がします。>ペン様
編集 gonch : 今をどう生きるかが大切なのはわかっていても、つい忘れがちになってしまいます。 痛みだけでも和らぐといいですね。>yama様
編集 テラ : ウツとソウの繰り返しかも^^ 仕事上では 国籍異なるスタッフの束ねが 結構難しいww 欧米では宗教的な理由による理由で 仕事の与え方に工夫が必要 最初はそれが分からず 難儀しました^^
編集 ペン : 嫁いだときから嫁の寿命は○歳で死んでいると言われ続けてすっかり慣れてしまったペンでやんす♪その年齢も過ぎたので後はおまけの人生と考えてます。余命三ヶ月と医者に言われたら三ヶ月目に眠るように逝きたいなぁ痛いのはいやだ^^
編集 yama0008 : そうですね。私の場合もあと10年が限界のようです☆人生いろいろと考えさせられます