2009年12月の記事


ようけ
たくさん、多い、と言う意味に使います。

県南の方では、同じ意味で「じょうに」「かさ」を使います。
年配の方は「かさ」、若い人は「ようけ」
と言っているように思います。


 ※ほないようけ持てんわ・・・そんなにたくさん持てません
 ※車がようけ止まっとう・・・車が多く止まっている
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まがる
「邪魔になる」という意味で使われています。

まっすぐなものや性格が曲がってると言うときは「いがむ・えがむ」
道を曲がってと言うときは「たおる」
でも、「まがる」と言うと 邪魔になる なのです。
普段何気なく使っているだけに、考えてみると面白いですね。

 ※あの車、まがるなぁ・・・あの車、邪魔になるなぁ
 ※ここに置いたら、まがってしゃあない
      ・・・ここに置いたら、邪魔になってしかたがない
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たおる
(道を)曲がるという意味で使います。

もとの言葉は「たおむ」だったようで
曲がる、傾く、転じて心弱くなる、気力がゆるむ、たわむ
などの意味がベースにあって、変化したようです。


 ※ほこ、右へたおって ちょっと行ったら交番があるわ
    ・・・そこを右に曲がって少し行くと交番があるよ
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かぁ
「ください(頂戴)」という意味の言葉です。
相手が友達や目下の時に使います。

語源は、遣わさすの命令形「遣わされい」で
つかわされい→つかはれ→つかはい→つかい→つか→かぁ
と変化したようです。
「つかはる」というと、同じ意味で丁寧な言葉になります。


 ※このお菓子、かぁよ・・・このお菓子、頂戴
 ※この本、つかはるで・・・この本、くれますか
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いがむ・えがむ
ゆがむ(曲がっている)という意味に使います。

まっすぐなものが曲がっているときや、性格が曲がっているときも使います。


 ※ラインがいがんどる・・・ラインが曲がっている
 ※板がえがむ・・・板が曲がる(反る)
 ※性格がいがむ・・・性格がまがっている
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ももぐる
手で探る、もてあそぶ、上手くいかない、などの意味で使われます。
「ももくる」「ももじる」などとも言います。

 ※赤ちゃんを抱いてももぐる・・・赤ちゃんを抱いて触りまくる
 ※バッグの中をももぐる・・・バッグの中を手で探る
 ※仕事ができんでももぐりまわんりょる・・・仕事ができなくて上手くいかない
 ※(糸などが)ももぐられん・・・もつれさせないで
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