2008年01月の記事
2008 01/29 11:31
Category : 透 子
僕の歩く速度は
その蒼白く光る球体に向かって
だんだんと速くなっていった。
ん?その球体も動いているのか?
なかなか距離が縮まらない。。
積もった雪がじゃまをしているからか?
何度か転んでも僕の瞳はその球体から離れない。
必死に進む、、何かにすがるように、、、
ふっと足元の感覚が奪われた。。
雪が 其処だけ嵐にあったかのように 舞う
深々と雪が降り続く。。
音も無く降り続く。。。
なんかの穴に落ちてしまったようだ。
僕は、軽く舌打ちをした
「なんでこんな時に何やってんだ!くそ~」
「これであの球体の所にいけなくなったじゃんか」
どうにかして落ちた穴から
出なくちゃ凍死してしまうよなぁ
僕は、立ち上がろうと足に力をこめた。
真っ白な雪の上に
真っ赤な鮮血が広がっている事に気がついたんだ。
かじかんだ手足は、突き出た枝が
擦過したことすら気づかせてくれなかった。
僕は穴の下から丸く切り取られたかのような空に向かって
「 ちきしょう~~~~
助けてくれ~~~~」
叫び続けたんだ。。。
その蒼白く光る球体に向かって
だんだんと速くなっていった。
ん?その球体も動いているのか?
なかなか距離が縮まらない。。
積もった雪がじゃまをしているからか?
何度か転んでも僕の瞳はその球体から離れない。
必死に進む、、何かにすがるように、、、
ふっと足元の感覚が奪われた。。
雪が 其処だけ嵐にあったかのように 舞う
深々と雪が降り続く。。
音も無く降り続く。。。
なんかの穴に落ちてしまったようだ。
僕は、軽く舌打ちをした
「なんでこんな時に何やってんだ!くそ~」
「これであの球体の所にいけなくなったじゃんか」
どうにかして落ちた穴から
出なくちゃ凍死してしまうよなぁ
僕は、立ち上がろうと足に力をこめた。
真っ白な雪の上に
真っ赤な鮮血が広がっている事に気がついたんだ。
かじかんだ手足は、突き出た枝が
擦過したことすら気づかせてくれなかった。
僕は穴の下から丸く切り取られたかのような空に向かって
「 ちきしょう~~~~
助けてくれ~~~~」
叫び続けたんだ。。。
2008 01/25 15:10
Category : 透 子
僕の頭の上に程よく積もった雪
軽く、手で払いのける。。
かじかんだ手は、真っ赤に腫れて
感覚なんて初めから無かったかのよう、、、
無音 の 世界 に
ただ、、、
ただ、、、
雪 が 舞い降りている。。
何度目かの、暖を僕の手に吐きかける
一瞬の体温の暖。。
生ある身体は、温かい事に気づく。。
粉雪のような雪が
僕の前に降り続く。。
何処までも、、、何処までも、、、
その粉雪のうんと奥のほう
一際、蒼白く光る球体に
僕の瞳は 囚われた。。
「 ありゃ~なんだ? 」
其の蒼白く光る球体に
吸い寄せられるように
歩く速度が速くなっていった。。
軽く、手で払いのける。。
かじかんだ手は、真っ赤に腫れて
感覚なんて初めから無かったかのよう、、、
無音 の 世界 に
ただ、、、
ただ、、、
雪 が 舞い降りている。。
何度目かの、暖を僕の手に吐きかける
一瞬の体温の暖。。
生ある身体は、温かい事に気づく。。
粉雪のような雪が
僕の前に降り続く。。
何処までも、、、何処までも、、、
その粉雪のうんと奥のほう
一際、蒼白く光る球体に
僕の瞳は 囚われた。。
「 ありゃ~なんだ? 」
其の蒼白く光る球体に
吸い寄せられるように
歩く速度が速くなっていった。。
2008 01/21 12:08
Category : 透 子
2008年 冬
指先 が 凍える 夜
僕は 何処か に向かって歩いていた
寒いはずだ
かすみ草の花びらのような 雪が
僕の頬を撫でて
アスファルトに消えてゆく
僕の行く先は 街灯だけが
朧気に照らしてくれているのが
唯一の 暖かさだ
ポケットをまさぐって
硬貨が一枚
珈琲の販売機の前に立つ
案の定、故障してやがる
かじかんだ指先に
白い息を吹きかけて
また 歩き出したんだ
まるで僕しかこの世には居ないような
雪 凍 夜
ふと見上げた空は
ほこりのように白い花びらが
舞い落ちてきている
身体 全部で 受け止めるように
歩きだす
ナニカ を 求めるように
指先 が 凍える 夜
僕は 何処か に向かって歩いていた
寒いはずだ
かすみ草の花びらのような 雪が
僕の頬を撫でて
アスファルトに消えてゆく
僕の行く先は 街灯だけが
朧気に照らしてくれているのが
唯一の 暖かさだ
ポケットをまさぐって
硬貨が一枚
珈琲の販売機の前に立つ
案の定、故障してやがる
かじかんだ指先に
白い息を吹きかけて
また 歩き出したんだ
まるで僕しかこの世には居ないような
雪 凍 夜
ふと見上げた空は
ほこりのように白い花びらが
舞い落ちてきている
身体 全部で 受け止めるように
歩きだす
ナニカ を 求めるように