2008 10/06 12:19
Category : 透 子
その顔は、、、、、
見間違う訳もない・・・
自分の 顔、、だ。
なんなんだ。。。いったい、、
子宮の中のような柔らかな空間に
いるはずなのに、
鳥肌が立っている。。。
もうひとりの自分と同じ顔を持つそいつは・・・
イヤラシイ笑顔をしたかと思うと
表情は一転し
笑いながら泣いている。。。
何処からか声がする
耳にではない。頭蓋の中に直接響いてくる声が・・・
「 何ガ カナシイ? 」
「 何ガ オカシイ? 」
「 何ガ ? 」
「 何ガ ? 」
おい、、、俺はどうしちまったんだ?
おい、、、俺は 俺なのか?
誰なんだ?
まるでテレパシーのやうに
俺に話しかけてくる奴は
誰なんだよぅ。。。。
見間違う訳もない・・・
自分の 顔、、だ。
なんなんだ。。。いったい、、
子宮の中のような柔らかな空間に
いるはずなのに、
鳥肌が立っている。。。
もうひとりの自分と同じ顔を持つそいつは・・・
イヤラシイ笑顔をしたかと思うと
表情は一転し
笑いながら泣いている。。。
何処からか声がする
耳にではない。頭蓋の中に直接響いてくる声が・・・
「 何ガ カナシイ? 」
「 何ガ オカシイ? 」
「 何ガ ? 」
「 何ガ ? 」
おい、、、俺はどうしちまったんだ?
おい、、、俺は 俺なのか?
誰なんだ?
まるでテレパシーのやうに
俺に話しかけてくる奴は
誰なんだよぅ。。。。
2008 09/08 10:33
Category : 透 子
笑い声のするほうへ、、、
意識を集中してみる。。
まだ、、、見えぬ。
見えぬが、、感じるんだ。
肌が総毛だってゆく。。。
邪悪な ナニカ なのか?
神の降臨か?
・・・・・・・
・・・・・・・
ナニカ が うっすらと 居る
血走った目が、こっちを睨んでいる。。。
おぼろげながら、全体が見えてきた。
左の腕の中には
首のない赤ん坊を 抱いて
右の腕の中には
道祖神 の 首
少しずつ
少しずつ
近づいてくる。。。。
そのものの顔が見えた時、、、、
俺は、、息が 止まった。。。
その顔は、、、、
意識を集中してみる。。
まだ、、、見えぬ。
見えぬが、、感じるんだ。
肌が総毛だってゆく。。。
邪悪な ナニカ なのか?
神の降臨か?
・・・・・・・
・・・・・・・
ナニカ が うっすらと 居る
血走った目が、こっちを睨んでいる。。。
おぼろげながら、全体が見えてきた。
左の腕の中には
首のない赤ん坊を 抱いて
右の腕の中には
道祖神 の 首
少しずつ
少しずつ
近づいてくる。。。。
そのものの顔が見えた時、、、、
俺は、、息が 止まった。。。
その顔は、、、、
2008 04/30 13:23
Category : 透 子
己の五感が 研ぎ澄まされてゆく。。。
音の無い世界の音が聞こえる
その音はノイズに似ている
心地の良い ノイズ
そのノイズの中のさらに奥に
もうヒトツ、、聞こえる・・・・
誰かの 笑い声?
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
神経を逆撫でするやうな
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタケタケタケタケタケタケタ
その気味の悪い「笑い声」のほうへ・・・
研ぎ澄まされた心を向けた
音の無い世界の音が聞こえる
その音はノイズに似ている
心地の良い ノイズ
そのノイズの中のさらに奥に
もうヒトツ、、聞こえる・・・・
誰かの 笑い声?
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタ
神経を逆撫でするやうな
ケタケタ
ケタケタ
ケタケタケタケタケタケタケタケタ
その気味の悪い「笑い声」のほうへ・・・
研ぎ澄まされた心を向けた
2008 03/20 09:38
Category : 透 子
意識が 遠のいてから
どれくらいたったのだろうか・・・・
其処は 暖かな 羊水の 中のやう、、、
少しずつ、、、少しずつ、、、
薄くだけれど
ナニカのビジョンが 見えはじめた。。。
透明な 空間 の 中 に
真っ赤な 流れ、、
脈動する流れ、、、
規則正しく 脈打つ、、、
それと連動するがごとく鼓動が聞こえる。
あ・・・・・・・
俺・・・・・・
今、、まさに、、子宮の中にいるんだ。
顔も知らぬ、、母の核の中に居る。。
かすかに声が聞こえる。。
( 可愛い わたしの赤ちゃん 早く逢いたいわ )
覚えていないはずの 母の声?
なんて柔らかで優しいんだ。。。
その声を聞きながら
己の五感がさらに磨きを増していく。。。
どれくらいたったのだろうか・・・・
其処は 暖かな 羊水の 中のやう、、、
少しずつ、、、少しずつ、、、
薄くだけれど
ナニカのビジョンが 見えはじめた。。。
透明な 空間 の 中 に
真っ赤な 流れ、、
脈動する流れ、、、
規則正しく 脈打つ、、、
それと連動するがごとく鼓動が聞こえる。
あ・・・・・・・
俺・・・・・・
今、、まさに、、子宮の中にいるんだ。
顔も知らぬ、、母の核の中に居る。。
かすかに声が聞こえる。。
( 可愛い わたしの赤ちゃん 早く逢いたいわ )
覚えていないはずの 母の声?
なんて柔らかで優しいんだ。。。
その声を聞きながら
己の五感がさらに磨きを増していく。。。
2008 02/23 12:28
Category : 透 子
俺は 己の心臓がどうかしちまったんじゃないか?と
思うくらいに、早鐘を聞いた。
「 どくんどくん 」
「 どく どく 」
今、まさに、あの
蒼白い球体が
俺に向かって降りてきている。
「 どくどく、、どくどく 」
柔らかそうな蒼白い球体
ぶよぶよとは違うが、表面は波打つかのやうな、、、
よく見ると透き通った感じの眼が
俺を見つめている。。。
「 どくどく どくんどくん 」
生き物なのか?
なんの生命体なんだ?
懐かしいような感覚に見舞われる。
怖さは、これっぽっちもない。
蒼白い球体の一箇所が
す~~~~~っと薄くなり
俺を取り囲むやうに中へ中へ
包み込まれた。。。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
声にならない声をあげた。。。
熱い、、、、
身体 が 熱い、、、、
燃えるように 熱い、、、、
目の前が 真っ赤に染まる
一瞬 もがいた が
すぐに 其の 熱さは 消えて
温かさに包まれた。。。
声 が 聞こえた。
「あたし の あなた ? 」
ん???
確か、、この声は、、、
遠い遠い 昔に 聞き覚えがあるような??
そんな事を思いながら
すこしづつ、、すこしづつ
意識が遠のいていった。。。
思うくらいに、早鐘を聞いた。
「 どくんどくん 」
「 どく どく 」
今、まさに、あの
蒼白い球体が
俺に向かって降りてきている。
「 どくどく、、どくどく 」
柔らかそうな蒼白い球体
ぶよぶよとは違うが、表面は波打つかのやうな、、、
よく見ると透き通った感じの眼が
俺を見つめている。。。
「 どくどく どくんどくん 」
生き物なのか?
なんの生命体なんだ?
懐かしいような感覚に見舞われる。
怖さは、これっぽっちもない。
蒼白い球体の一箇所が
す~~~~~っと薄くなり
俺を取り囲むやうに中へ中へ
包み込まれた。。。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
声にならない声をあげた。。。
熱い、、、、
身体 が 熱い、、、、
燃えるように 熱い、、、、
目の前が 真っ赤に染まる
一瞬 もがいた が
すぐに 其の 熱さは 消えて
温かさに包まれた。。。
声 が 聞こえた。
「あたし の あなた ? 」
ん???
確か、、この声は、、、
遠い遠い 昔に 聞き覚えがあるような??
そんな事を思いながら
すこしづつ、、すこしづつ
意識が遠のいていった。。。