2008年02月の記事
2008 02/23 12:28
Category : 透 子
俺は 己の心臓がどうかしちまったんじゃないか?と
思うくらいに、早鐘を聞いた。
「 どくんどくん 」
「 どく どく 」
今、まさに、あの
蒼白い球体が
俺に向かって降りてきている。
「 どくどく、、どくどく 」
柔らかそうな蒼白い球体
ぶよぶよとは違うが、表面は波打つかのやうな、、、
よく見ると透き通った感じの眼が
俺を見つめている。。。
「 どくどく どくんどくん 」
生き物なのか?
なんの生命体なんだ?
懐かしいような感覚に見舞われる。
怖さは、これっぽっちもない。
蒼白い球体の一箇所が
す~~~~~っと薄くなり
俺を取り囲むやうに中へ中へ
包み込まれた。。。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
声にならない声をあげた。。。
熱い、、、、
身体 が 熱い、、、、
燃えるように 熱い、、、、
目の前が 真っ赤に染まる
一瞬 もがいた が
すぐに 其の 熱さは 消えて
温かさに包まれた。。。
声 が 聞こえた。
「あたし の あなた ? 」
ん???
確か、、この声は、、、
遠い遠い 昔に 聞き覚えがあるような??
そんな事を思いながら
すこしづつ、、すこしづつ
意識が遠のいていった。。。
思うくらいに、早鐘を聞いた。
「 どくんどくん 」
「 どく どく 」
今、まさに、あの
蒼白い球体が
俺に向かって降りてきている。
「 どくどく、、どくどく 」
柔らかそうな蒼白い球体
ぶよぶよとは違うが、表面は波打つかのやうな、、、
よく見ると透き通った感じの眼が
俺を見つめている。。。
「 どくどく どくんどくん 」
生き物なのか?
なんの生命体なんだ?
懐かしいような感覚に見舞われる。
怖さは、これっぽっちもない。
蒼白い球体の一箇所が
す~~~~~っと薄くなり
俺を取り囲むやうに中へ中へ
包み込まれた。。。
「 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 」
声にならない声をあげた。。。
熱い、、、、
身体 が 熱い、、、、
燃えるように 熱い、、、、
目の前が 真っ赤に染まる
一瞬 もがいた が
すぐに 其の 熱さは 消えて
温かさに包まれた。。。
声 が 聞こえた。
「あたし の あなた ? 」
ん???
確か、、この声は、、、
遠い遠い 昔に 聞き覚えがあるような??
そんな事を思いながら
すこしづつ、、すこしづつ
意識が遠のいていった。。。
2008 02/13 14:20
Category : 透 子
真っ白い透明な 空間
前も後ろも上も下もない
「 どくん 」
悲鳴にも似た鼓動が聞こえた
あたし を 呼んでいるのは 誰?
無音の世界に居た あたしに
音 を 聞かせたのは 誰?
吸い寄せられるやうに
導かれるやうに
「 此処 」 に たどり着いた。
深い深い 穴 の 底
どくんどくんと 鼓動 が 聞こえる
す~っと傍に寄って
「 どくん 」
「 どくん 」
君は あたしの あの人ですか?
「 どくん 」
「 どくん 」
ゆるやかな球体の膜が ヒトツ処薄くなる
体内に取り込む
「 どくん 」
「 どくん 」
透子 は 感じていた
本体全身で 感じていた
生きる と いう 本能 を
体内に取り込み 受容するかのやうに
蒼白い球体が
真っ赤に染まってゆく
透子 は 叫んだ
取り込んだ 誰か を 包み込むやうに
其れと同時に
雪 凍 夜 に
叫び声 が 木霊 した。。。
深い深い 穴 の 入り口に
木々にかぶさった雪が
舞い降りていた
前も後ろも上も下もない
「 どくん 」
悲鳴にも似た鼓動が聞こえた
あたし を 呼んでいるのは 誰?
無音の世界に居た あたしに
音 を 聞かせたのは 誰?
吸い寄せられるやうに
導かれるやうに
「 此処 」 に たどり着いた。
深い深い 穴 の 底
どくんどくんと 鼓動 が 聞こえる
す~っと傍に寄って
「 どくん 」
「 どくん 」
君は あたしの あの人ですか?
「 どくん 」
「 どくん 」
ゆるやかな球体の膜が ヒトツ処薄くなる
体内に取り込む
「 どくん 」
「 どくん 」
透子 は 感じていた
本体全身で 感じていた
生きる と いう 本能 を
体内に取り込み 受容するかのやうに
蒼白い球体が
真っ赤に染まってゆく
透子 は 叫んだ
取り込んだ 誰か を 包み込むやうに
其れと同時に
雪 凍 夜 に
叫び声 が 木霊 した。。。
深い深い 穴 の 入り口に
木々にかぶさった雪が
舞い降りていた
2008 02/04 12:09
Category : 透 子
丸く切り取られた 灰色の空を
穴の下から見つめていた。
誰もくるはずないじゃないか、、、
そう呟いて、どれくらいの時間が経ったのだろうか。
俺の身体から流れた鮮血は
そのままの形で凍り付いていた。
睡魔が俺を襲いにやってきていた。
このまま眠っちまうのもいいかもしれない
そんな事を思いつつ
その反面、、眠っちゃいけねぇと
心が叫んでいやがる。
うっすらと眼を開け、
丸く切り取られた空を見た瞬間
「 どくん 」
って 心臓 が 鼓動を大きくした
蒼白く光る球体が
俺を覗き込むように、
其処で 輝いていた。
助けてといわんばかりに
手を伸ばした。
穴の下から見つめていた。
誰もくるはずないじゃないか、、、
そう呟いて、どれくらいの時間が経ったのだろうか。
俺の身体から流れた鮮血は
そのままの形で凍り付いていた。
睡魔が俺を襲いにやってきていた。
このまま眠っちまうのもいいかもしれない
そんな事を思いつつ
その反面、、眠っちゃいけねぇと
心が叫んでいやがる。
うっすらと眼を開け、
丸く切り取られた空を見た瞬間
「 どくん 」
って 心臓 が 鼓動を大きくした
蒼白く光る球体が
俺を覗き込むように、
其処で 輝いていた。
助けてといわんばかりに
手を伸ばした。