2008 01/21 12:08
Category : 透 子
2008年 冬
指先 が 凍える 夜
僕は 何処か に向かって歩いていた
寒いはずだ
かすみ草の花びらのような 雪が
僕の頬を撫でて
アスファルトに消えてゆく
僕の行く先は 街灯だけが
朧気に照らしてくれているのが
唯一の 暖かさだ
ポケットをまさぐって
硬貨が一枚
珈琲の販売機の前に立つ
案の定、故障してやがる
かじかんだ指先に
白い息を吹きかけて
また 歩き出したんだ
まるで僕しかこの世には居ないような
雪 凍 夜
ふと見上げた空は
ほこりのように白い花びらが
舞い落ちてきている
身体 全部で 受け止めるように
歩きだす
ナニカ を 求めるように
指先 が 凍える 夜
僕は 何処か に向かって歩いていた
寒いはずだ
かすみ草の花びらのような 雪が
僕の頬を撫でて
アスファルトに消えてゆく
僕の行く先は 街灯だけが
朧気に照らしてくれているのが
唯一の 暖かさだ
ポケットをまさぐって
硬貨が一枚
珈琲の販売機の前に立つ
案の定、故障してやがる
かじかんだ指先に
白い息を吹きかけて
また 歩き出したんだ
まるで僕しかこの世には居ないような
雪 凍 夜
ふと見上げた空は
ほこりのように白い花びらが
舞い落ちてきている
身体 全部で 受け止めるように
歩きだす
ナニカ を 求めるように