形質の決まり方「優性の法則」
(メモ)
◆形質の決まり方
遺伝子は細胞の中にあってその形質を決定するものであるが、生物の形質は1個の遺伝子だけで決まるのではなく、ふつう2個の遺伝子の組み合わせで決定される。 その2個とは,父から受け継いだものと、母から受け継いだものである。 別の表現をするならば、たとえ父親そっくりの目元をしている人でも、母親からも目の形に関する遺伝子は受け取っているということである。
ではこの場合、母親からの遺伝子は何をしているのだろうか。 それは形質発現の力が弱いために、父親からの遺伝子に押さえ込まれていると考えられる。 このことは,父親と母親の遺伝子が入れ替わっても同じである。 つまり,対立する遺伝子間には表現力に強弱の差が存在し、両者が一緒になると強い方の形質だけが表れる。 このようにして個体(細胞)の形質が決定されるため、優性形質をもつ個体は劣性形質の表れている個体よりも数が多い(ヒトの形質についてクラスで調べてみればすぐに体感できる)。
このような仕組みによって、純系の優性と劣性どうしの交配によって生じる雑種第一代は、必ず優性形質を表すという「優性の法則」がみられることになる。

近年では優性を「顕性」、劣性を「潜性」と呼ぶ場合もある。
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なるほど、
皇室が男系男子を維持する理由は間違っていないと言うことかな、、。