秋空
秋の空は女心
その言葉通り 遥か近かった夏空は、
いつしか、季節が巡るごとに 手が届かなくなっていった

ねえ 立っている場所は変わらないのに
なぜ空は僕を置いて行ってしまうの
僕はずっと ここにいる 

一旦、光をぐるりと寄り道すれば
またあの時の夏空に会えるのだろうか

もしまた会えたなら
変わらぬ居場所で出向かえて
あの時のように