エクラの恋人
wrote A156708 2009 02/22 09:56

 久しぶりにのんびり出来る日曜日です。うん、たまには心の中を叫びましょうか。
 春を待つ君にのコメントノートが友達から恋人に押し上げました(^-^y

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 ■エクラの恋人

 本気になった私を止めることなんて誰も出来ないだろうね。はい(^-^y 私、葉月さんに恋しています。古くからのお友達は・・・またかって思っているだろうな。うん、その証に見えない足跡が増えているもの。


 季節は春だよね、もうすぐ春本番だよね。。一足先に私に春が来ちゃいました(^-^y
 
 人を好きになるってこと、人を愛するってことは素晴らしいことだよね。なにも恥ずかしいことじゃないと思うのです。人から好かれることや愛されることも素晴らしいことだと思うし光栄なことよね。

 葉月さんに放った恋の矢が彼女の心の真ん中に刺さっています。
 葉月さんはそれをしっかりと受け止めてくれてる。。もう抜けませんとも。
 もしも抜けたときは・・・このサイトは存在していないでしょう。

 このサイトを賭けても葉月さんと恋したい。

 きちんと前を向き合っています。真剣なんです。
 
 私は葉月さんが大好きです(^-^y

 公開日記に告白した記念として過去ログ(2000年10月)から少し紹介します。
 私はいつも真剣でした。まっすぐに生きてきました。

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 ■初恋の女性
 ヘル task#103 【転載】 “初恋の女性” 秘密の部屋の自己紹介から


誰にでも 初恋というのがあると思う
私にもありました
私は変なヒトかも知れません
でも、こんな物語もあるのです

今から22年前の事です・・・19歳でした

高校を卒業して社会人になった私は
二年間の研修の為に福井県の勝山市にある本社に来ていました。

新卒の同期は私だけが男子で、後は女子だったね
本社に私1人だけ来ていました
住まいは寮です
会社が交代制だったので二部制の高校へ通う生徒が多くいたのね
男子生徒が10人位で
女子生徒が40人位でしょうか。
働きながら仕事をしているのね。

男子寮と女子寮は舎監室を挟んで分かれていました。

もちろん、私は男子寮にお世話になりました。
私は学生じゃないので特別扱いです。
部屋を一つ与えて貰いました。
男子寮のみんなと仲良しになるのに
時間は掛かりませんでした。
みんな、「兄貴~」と呼んでくれて毎日遊びに来てくれました。

 *

慣れた頃には・・・

女子寮の子も私の部屋に遊びに来るんです。
舎監室の前の廊下をしゃがんで来るんです。

私にとっては友達に男も女もありません。
仲良くおしゃべりしたり、ゲームをするだけです。
でも
いつしか、女の子が男子寮に行っていることを知れることになったの。
何も悪いことをしていないのに
ふしだらな行為をしていると思ったのかも知れません。


私たち男子は全員、寮を出されて
離れたところにある、使っていなかった小さな寮に引っ越しです。
そこは舎監室も何もないところでした。
男子は全員、私の部屋に集うようになりました。
やはり、学生と社会人が一緒に住むのはまずいと思ったのでしょう。
私だけ寮から引っ越しです。
会社の方でアパートを用意していて、お膳立てが出来ていました。
自炊生活の始まりです。


 *

仕事は二交代制で、休日は4勤1休です。
その他に全員が休日の一斉休日がありました。
いつだったかな
アパートの前で同じ会社の同じ工場の同じ班の人と出会ったのです。
その人は「八重ちゃん」と呼ばれていて
ベテランで、頑張り屋で、可愛くて
誰にも愛されていて、面倒見が良くて・・・素敵な女性です。


私が19歳で、26歳年上だったから45歳です。
その女性の家は、なんと、道を挟んだ斜め向かいにあったんです。
二人の子供は社会人になっていて、一緒に暮らしているのは
旦那さんとお祖父さんです。
いつでも遊びにいらっしゃい。
何度も何度も言われました。
旦那さんもいい人で、何回も晩ご飯をご馳走になりました。

 *


八重ちゃんは煮物を作ると皿に盛って
私の部屋まで持ってきてくれます。毎日のように持ってきてくれました。
すごくいい人なんです。
休みが同じ日には二人でサイクリングに行きました。
45歳の女性にも、子供のように純粋な心の人もいるのです。

八重ちゃんは裁縫が得意でした。
家の中に二畳の広さの裁縫部屋があるのね。
部屋には、私がダビングしたカセットテープの音楽が流れています。

かぐや姫の曲が好きでした。
いつも私たちは、この部屋で一緒に音楽を聴いていました。

 *

いつだったかな・・・
いつものように裁縫部屋で音楽を聴いていたのね。
八重ちゃんが虚ろな目で話すんです。

「私、もうだめ~........」

私の唇に八重ちゃんの唇が・・・・・
椅子に座っている私の身体を抱きしめてキスをしたの。

私は初めてでした。
心臓がドキンと破裂しそうになって
頭の中が真っ白になって
八重ちゃんを跳ね除けて、私の部屋に駆け戻りました。
布団の上で訳もわからず泣いていました。

 *


すぐに八重ちゃんが後を追ってきて
 「ご免ね・・・
  キス初めてだったのね。ごめんね、ごめんね」と
繰り返し何度も何度も、泣きながら謝っていました。

そのあと・・
 「好きよ、大好き。
  初めてよ、こんな気持ちになったの
  好きよ大好き・・・・」


私も八重ちゃんが大好きだよ。
ただ、心の準備が出来ていなかっただけ
もう大丈夫だよ

八重ちゃんは私に話すんです。
 「私がもっと若かったら良かったのに・・
  もっと、遅く生まれてきたら良かったのに・・・・」

涙を流しながら私を抱きしめ

熱い口づけをいつまでも私にするんです。
長い時間、ずーと、そのまま抱き合っていました。
八重ちゃんの熱い気持ちが唇に感じます。
思いっきり抱き合っていました。

 *

どうしてかな・・
いつしか二人は裸で抱き合っていました。
肌の温もりが心を幸せな気持ちにしていました。

自然な流れなのかな
私も八重ちゃんも夢中になってて
身体はすっかり準備が出来ていました。

一つになろうとしたその時・・・
八重ちゃんは泣きながら
あなたのお嫁さんになる女性に申し訳がないわ。
切ないけれど、辛いけれど
私も我慢する

お願い、あなたも我慢して
あなたのことが大好きだから我慢するの。

八重ちゃんは、とっても真面目な人なんです。
浮気なんて出来ない人なんです。
私も八重ちゃんの気持ちがわかってました。
旦那さんのこともあるし、家庭を壊したくありません。

でも、私たちはお互いに好きでした。
でも、我慢しました。


 *

それから・・・・・
帰りも一緒です。
道の途中にある神社の境内が好きでした。
人目を忍んでキスをしてました。
会社で交わす会話も楽しみでした。
私は二年間の研修生で、預かりの身です。
仕事は一生懸命に頑張りました。


いつしか私と八重ちゃんの仲が知れ渡ることとなったの。

コーヒータイムです((o(^-^)o))
誤字脱字、区切りの間違いは大目に見て下さいね(^-^;

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 ■一枚の絵に秘められた想い...........
 ヘル task#104 【転載】 “一枚の絵に秘められた想い” 秘密の部屋の自己紹介から

私は絵が大好きです

森や大きな木や小川・・・
山小屋や水車のある風景がとっても大好き
画家で言えば『ウッド』の作品が好きかな

懐かしい少年時代の 田舎の山々を思い浮かびます

でも・・・・・・
少年の頃のある時から
今までの30年間は絵を描くことはしませんでした
そう、ここの「お絵かき掲示板」で絵を描くまでは---


誰にも話したことがありません
ずーと、私の胸の奥に閉じこめていました
どうしてかな
話しがしたくなりました

 *

30年前--- 私は小学4年でした
夏の終わり頃かな

全校児童の絵画コンクールがあってね
みんな、水彩画を描きました
私は大好きな風景を描いたの


私の実家は山々に囲まれた自然の中にあってね
うん、山が好きだったね

いつだったかな
隣の友達と一緒にベニヤ板を背負ってね

1時間掛けて山まで持っていって山小屋を作ったの
そう、小学4年の頃だったね
親に内緒で山小屋に泊まっていた
家出と間違われて騒がれたこともあったね

夜空に輝く星が綺麗でした
朝靄の中で食べた飯ごうのご飯は
お焦げが多かったけど、とっても美味しかったです

今でも懐かしい思い出です


 *

その懐かしい思い出のある風景をテーマにしたの
森の奥に大きな木があって
その木の周りには池があるの

毎日毎日、少しずつ
心を込めて描きました
森の色は緑色ばかりじゃないの

ずーと遠くから見つめていると
赤もあるし茶もあるし・・・いろいろな色があるの
それらが調和して言葉では表せない深い色を出しているの

別に、コンクールで賞が欲しいために頑張ったんじゃないの
夢中になって、心を込めて描いただけ
今もそうだけど
その頃も『欲』がなかったみたいね

 *


暫くして
全校児童の作品が廊下に貼り出されました
ポツリポツリと金と銀と赤の色紙が、右上の隅に貼ってありました
私の絵には・・・
金の上に半分の幅の赤い紙が貼ってあったの
特賞でした
お家に帰って喜びました
おばあちゃんも大喜びです


数日後にコンクールの表彰があったの
でも
私だけ賞状を貰うことは出来ませんでした

先生が私に話すんです

『小学4年の作品とは思えない』
『親に描いて貰ったのでしょう』・・・って

私は悲しかった

涙が溢れ出て言葉は出ませんでした

 *

私の家は貧乏でした
両親と会えるのは盆と正月
『親に描いて貰ったもの』・・・・?
出稼ぎに行っていて会えないのに
淋しい思いをしているのに
心を込めて、少しずつ、毎日、毎日・・・

自分でも凄いと思って感動したものなのに
一生懸命頑張って描いたのに
特賞を貰って涙が出るほど嬉しかったのに

それを
先生たちは分かってくれなかった
悲しかった、辛かったよ
もう
先生には何も言いたくはなかった

・・・何も言っていません

 *

おばあちゃんを悲しませたくなかった
たぶん、私のことを想って、学校に来るでしょう
誰にもこのことを話すことをやめよう
賞状は貰えなかったけれど
そんなもの欲しくて描いたんじゃないもん
忘れようと思いました

結果だけ見て、それまでの過程にどんな想いが籠もっているか
分からない先生には話しをすることはありませんでした

 *

私は変わっていたのかな・・・
そうかも知れないね
高校の時もそうだったかな
生徒会長の選挙演説のことが一番の思い出かな
あれ、話しが逸れそうです


 *

そう、それから絵を描いたことはなかったと思う
佳馨さんのHPで描いたのが初めてです
言葉で想いを伝えるのは・・難しいけれど出来るね
一枚の絵で想いを伝えたかったの
この絵に込めた想いを感じて欲しいな

 *


私は41歳
佳馨さんとは20歳も離れているね
いい歳をして何を言っているのと思わないで
私はいつでも素直です
人目を気にして自分の心を曲げたくはないの


お友達になりたいな
私は年の差も男も女も関係ないの

好きな人は好き
友達になりたいと素直に言えます
私は一生懸命な人が好き
素直な人が大好きです

あのね・・佳馨さん
お絵かきBBSで、あなたの絵があったでしょ
No.1とNo.2............
上手い下手よりも、とっても素直だなって感じたの

それとね
あなたの他に誰も描いていなかったね
ちょっと寂しかった

 *

私は変なヒト・・・・・・・・
佳馨さんのことを好きと言ったけど
男と女の深い関係とは違うから
私はそういうのあまり好きじゃないの

変わっているね

小さい頃から聖書を読んでいました
モーゼの十戒が出てくる創世記の映画があるでしょ
私には堕落は出来ないの・・・・・・・

 *

中学の頃かな
雪が降る季節に、下級生からラブレターを貰ったことがあってね

好きです
お友達になって下さいって言われたことがあるの
それも同時に2人から
私は性については遅れていたのね
意味がわからなかった
友達?・・いいよって返事をしたのね

1人は文通をしようって言うのね
文通をしていました

1人は交換日記をしようって・・私で良ければ・・やっていました
雪の降る下校の時にも私をずーと待っていました
彼女には彼と一緒に歩いて帰って行くという想いがあったのね
私ときたら友達と一緒に歩いて帰っているという感覚だったのね
いつだったかな
彼女が立ち止まって、私の顔を見上げて目を閉じるんです
ん?、目が痛いの?・・・・・・
何もしませんでした、鈍かったのね


 *

いつ頃だったかな
2人の友達が言い争いをしているの
私の方が早く声を掛けたのにとか、私のものとか言っているの
やれやれ
友達の友達同士なのに何故仲良く出来ないの
どちらか1人に決めてよって言われたのね
2人とも好きだよ、友達としてね

私が中学を卒業して高校に進んでからも手紙がよく来ました

私がバカでした、ごめんなさい
女心というものを分かりませんでした
今でも思い出すたびに
彼女の気持ちを想うと切なくなります

 *

あれ、話しがどこかに飛んでいきそう

そうそう、友達の事だったね
私のサイトのお友達は全然更新していないね
疎遠になっている友達のことを思うと胸が切なくなります
リストに載っていないお友達もいるのにね
大切にしたいから、とても悩みます
近いうちに更新しようと思う
その時、あなたの名前があったら許して下さいね

何でも話せる仲になりたいな

あなたの所で、絵を一枚描いて
過去の心の蟠りが一つ取れた気持ちです
賑やかにしたいな・・・ここのBBS   at 2000.10.14

.
 ■変なヒト
 ヘル task#105 【転載】 “変なヒト” 秘密の部屋の自己紹介から

 ・・・私は少し変わった人らしい


 *

変なヒト・・・(1)

私はナンパをしたことがないしするつもりもない。
浮気もしたこともないし、これからもするつもりもない。
ソープやヘルスに行ったこともないし、これからも行くつもりもない。
お金を貰っても行くつもりもない。
女性の裸に興味がない訳じゃないけれど、アダルトのサイトに行くこともない。


  ・私が浮気をすれば妻に殺されます。
  ・そして子供と一緒に己も後を追うでしょう。

 *

変なヒト・・・(2)

バス停の前を歩いていたら
備え付けの灰皿ボックスから煙が出ていた。
吸い殻が蓋の上に山盛りになっていて

中からものすごい量の煙が立ちのぼっていた。
通行人はたくさんいるのに、誰一人消すものはいなかったみたい。
私はそれを横目で見ながら

  ・天使:ほっといたら大変なことになるよー。消した方がいいよー。
  ・悪魔:注目浴びるだけじゃん。誰かが消すから構うことないよー。

心の中で囁いていました。10メートルくらい行き過ぎたところで
振り返り、駆け戻って
吸い殻で、山盛りになっている蓋を持ち上げ

燻っている何十本もの吸い殻を指で潰して消しました。
周りの視線は気にしません

  ・当たり前のことをするのに何で勇気が必要なんだろう。

 *

変なヒト・・・(3)

新婚当時、『こんなまずい飯食えるかー』っと
星一徹みたいに卓袱台をひっくり返していた。

・・・・・独身時代の2年間の自炊生活での料理の腕前は妻を上回る。

妻は新婚当時から料理の感想を尋ねる。
旨いものは『旨い』
不味いものは『不味い』
必ず声を大にして答えたものだ。
むろん、可もなく不可もないものは無言である。
この苦労があって、妻は夫の好みを知るのだ。

嫌いなマカロニは死んでも食べない。

もちろん、我が家の食卓に一度たりとも出たことはない。

ラーメン屋に行った時こと
美味しかったときは『旨かったよ、ごちそうさん』と言う。
一度だけ、一口食べて黙り込んだときがある。
そう、とてつもなく不味いのだ。
ドンブリを投げたい気持ちを堪え、腕を組み、渋い顔をする。

店主は怪訝そうな顔をする
妻はオロオロする。そう、性格を熟知しているからだ。


  妻:お父さん・・半分でもいいから食べて・・・・・

甘い、私は食べないと言ったら、もう食べない。意地になる。
私は、『不味い』という言葉は口には出さない。
だが顔に、十分すぎるほどの感情を露わにしていた。
お店を出て
あんな不味いラーメンはラーメンといえない
お金の問題じゃない
不味いということを知らさなければ旨くはならない。

・・・・・・・・・・頑固である。

 *

変なヒト・・・(4)

4男の公ちゃんは正直者だ。
  公:お母さん、変なおじさんがいるよ。
  妻:ダメじゃない、そんなこと言っちゃ・・・と小声で答える。
  公:お父さん、変なおじさんがいるよ

  私:ダメじゃない、ホントのこと言っちゃ・・と大声で答えた。
あら
変なおじさんに睨まれた。

子供は正直だ・・・外食で
『旨い』と言ってくれればいいけれど
『不味い』と言われると困る。
『我慢して食え』と言うしかない。

 *


変なヒト・・・(5)

高校の時のテストで、100点満点と0点をとったときがある。
100点は数学。0点は電気工学。
後に職員室に呼ばれることとなる。
  先生:バカにしているのか!。
私は、やるからには全力を尽くす。手抜きはしない。
0点の学科だって全問答えている。
全部の問題を解いて0点とるのは、100点とるのと同じくらい難しい筈。

逆に先生を追い込む。
おお、謎は全て解けた。
答案が一つずつずれていたのだ。
しかし、まぐれでも一つぐらいは当たるものだ。
かくして
満点と零点を同時に取るというのは、歴史に残る記録であろう。

 *

変なヒト・・・(6)


中学3年のことだ。
数学の授業で教科書を開くことはなかった。
むろん、無くしたからではない。
必要では無かったのだ。
既に、中学の教科書の問題は、全て解いてレポートにまとめていたのだ。
もっぱら、高校レベルの問題を先生から作ってもらって解いていた。
後は独学である。
幾何学が得意で、自分なりに定理を発見していた。

もちろん数学に於いては、学年で一位だったことは言うまでもない。
歴史に残る人物であっただろう。

 *

変なヒト・・・(7)

英語の弁論大会に出たことがある
校内のクラス対抗の大会だったが、代表に推薦された。
やるからにはとことんやる。

昼食の時間に教室で練習。
度胸が付いた。
家に帰ってからもとことんやる。
大会当日。
ちょこちょことテキストを見る人。
舞い上がってしまって、何を言っているのか分からなくなる人。
教科書を読んでいるのと変わらない人。
端から見ても感じ取れる。
25年も前のことだが、そのときの記憶は今でもはっきり覚えている。

私が一番最後。
生徒・先生で埋まる講堂の演台に向かう。
拍手とざわめきと小声と雑談が入り交じる中、演台に立つ。
今までの人は、ざわめきの中で演説をしていたのだ。
拍手が治まるのを待つ。
そして、『レディース・アンド・ジェントルメン』
大きな声を張り上げ、全ての視線をこちらに向かわせる。
そして、全員に配布されたものと同じテキストを静かに閉じて片隅にしまう。
そう、私は見ないことを意思表示するのだ。

ゆっくりと全員の顔を見回す。
妙に落ち着くのが不思議である。
後は・・・・
言葉に感情を。
読むのじゃなくて語りかける。
話しの間が大事である。
結果は後から付いてくるものだ。
もちろん、優勝した。
歴史に残る記録であろう。


*

変なヒト・・・(8)

1ミリの誤差の思い出がある。
高校時代に計算尺を使っていた。
私は誰も使っていない高度な両面計算尺を使っていた。
これを使いこなすには相当の努力が必要だった。
3級検定の試験で、満点合格で表彰された。

だが、2級検定で、相当な悪い成績で落ちたと聞かされた。
先生が不思議そうな顔をする。
私も不思議だった。
早く終わって、全て検算済みだったから。
満点にはならなくても、当然、合格すると思っていた。

謎は全て解けた。
私だけ両面計算尺を使っていたのだが。
裏面のカーソルが1ミリずれていた。

3級満点者が2級を落とすのは
歴史に残る記録であろう。

*

変なヒト・・・(9)

妻が近くのファミレスでウェートレスをやっていた頃がある。
藍屋に勤めていたときのこと
仕事で近くに来たから昼食に入った。

  妻:いらっしゃいませ~・・・お父さん・・・。
  私:汚い作業服だが、立派なお客様じゃい。天丼一つ。
夫に対しても平等らしい。
せめて、ご飯だけでも多めにしてくれたら良さそうなものなのに。
妻が勤めている店に入るのは快感である。

ジョナサンに勤めていたときのこと。
コーヒーはおかわり自由である。
コーヒーだけで半日粘ったら、妻に追い出されました。

常連なのに・・まったく。

今のホームグランドはガストである。
自転車で3分も掛からないところにある。
もちろん、私は常連である。
座る席も決まっている。
今も、その指定席にいるのだが、コーヒー8杯目でそろそろ限界である。
歴史に残る人物であろう。