2学期
2学期が始まってしばらくすると、また、朝起きなくなる。
ごねて、部屋にこもって出てこない。着替えようとしない。玄関で立ち止まる。
毎朝戦争のようで、怒鳴ったり、すかしたり、ひきずったり。遅刻になると、車に乗せて送ったり。
教室にちゃんと入るまでは気が気ではなく、昇降口で見えなくなるまで見送った。

私はすぐ泣くので、その時も泣きながら怒鳴ったりしていた。
よく、昔問題のあった子が立ち直るきっかけとして、親の涙を見たからと言う話があるが、私の場合は、その手は使えないな。普段からよく泣いてるから、インパクト無いものね。
今だって、思い出し泣きしてる(笑)

でも、とにかく学校へ行って欲しかった。だって、休み始めてしまうと、ずるずる長くなればなるほど、学校へ行きにくくなると思ったから。
自分も高校生の時に学校をサボる事を覚えたんだけど、後半は、今日は行かなきゃと思うのに、行けなくて、アアまた休んでしまった、どうしようと後悔したものだったから。

遅刻でも行った日はいいけど、どうしても気分が悪いからと休む日も出てくる。
今回学校へ行きたくない理由は、気持ちが悪いから。吐きそうだとか(でも、実際に吐いた事は無い)
それと、班活動で、ある男子生徒に、「お前がいると、うまく行かなくなるんだよな」と言われたとか。
ある日、やはり気持ちわるいと言っていて、遅刻して車で連れて行った日、どうしても気分が悪かったら、早退しても良いからね、と、見送った。その日学校から電話があり、気分が悪いので、迎えに来て欲しいと言う事で、迎えに行った。

そして次の日から、絶対に学校へ行かないと言い出した。

理由を聞いてみたら、早退する時に、担任教師から、「体育大会の練習が嫌だから、早退するんだろう」と言われたとのこと。娘はむしろ練習を楽しんでいたという。なのにあんな事を言われたら、学校へなんか行けないと言う。

学校へ行き、担任教師と話してみると、自分も学生の頃体育大会は苦手だったので、「練習は嫌だね」と言っただけで、責めるつもりはまるで無かったと言う。

この辺の真偽はよく分からない。ただ、一度スクールカウンセラーと話したとき、「そういうことを実際に言われたんでしょう、そういう時たいてい子供の方の言い分のほうが正しいです」と言われたが。

そこから、ずっと、娘は学校へは行っていない。
2学期結局20日ほどの出席に終わった。