マネージャー編�A
僕がブルー米ttu担当を卒業して今度は女性歌手の担当となったよ。反戦歌手とレッテルの有る「S」・・・・!
彼女の担当として制作課長の肩書きもついた。仕事を取るのも僕一人、地方営業がほとんどだった覚えがある。夜の店で歌う「腐乱死ーヌのバアイ」は雰囲気になじまず彼女も僕も仕事終わりでガックリなる毎日だった。社長にも進言「制作やらせてください」(この制作はレコードリリース全般の総称)答えはひとつ「もう誰でも知ってる歌手なんだから今更金かけてやること無いんだぜ」・・・・・彼女からは何とかしろとケツ叩かれるしチョウシャ(社長)からは「何でもいいから仕事入れて売り上げ上げろ!」・・・・・両者の狭間に立たされた・・・・仕事に向かう新幹線の中で隣に座る彼女から「気分悪いんで絶対に話しかけないでください」・・・・・気まずい中2時間黙っていた時期も有ったよ。本人も今後の展開が無理だという事は充分に理解していてもマネージャーには不満をぶつけてくる。なだめすかしながらも事務所と本人の間に波風立たないように取り持つのもマネージャーの大切な仕事なんだと痛感したね。2年間担当したけど後期はお酒おごってくれたり僕が若気の至りで付き合っていた彼女を妊娠させてしまったよ。その当時無一文だったんだぁ!そんな時「いつでもいいから!」とポンと10万円貸すとも言わず出してくれた。今の私が何でも話せて信頼できるのはGEORGEだけなんだからね!だから助けます。・・・・・僕らの商売は商品が人間である事の難しさ、そして楽しさ!!
タレントに認めてもらう喜びに酔いしれていた20代であった。良くもならず悪くもならず。平々凡々の毎日だったよ。2年後に有名ロックグループに居た「徐煮ー王鞍」が所属してきたんだ。・・・・・・
続く〜〜〜