文集
高校のときの文集が出てきたので読んでいた。
校内のコンクールで賞をもらった作品がまとめられてるもので
私は一年のときから常連さん。
自慢じゃなくて、たんに高校のレベルを落としすぎただけだけどね。
何しろ、「花弁」という漢字も読めないのが大半だった。
その分、いろんな子がいて楽しかったかもしれない。
ただ、ほんの少し、もっと苦労しとけばよかったと後悔するときもあるけど。

自分の書いた読書感想文を見て、少し引いた。
うわーひねくれまくってるだろう、このガキ。
ろくな大人にならねーぞ。
正解だった。

短歌のほうも載ってた。
校内で最優秀賞。
隣にあるのは、友だちの。
だけど、実は詠んだのは私という罠(笑)

冬休みの宿題だったので、500円で手をうった。
おい。

ちなみにその冬、1500円の儲け(爆)

賞が発表されるのは三学期の終わりだったため
そのころには二人とも忘れていて
集会で受賞式のとき
私の次だったかに彼女の名前が呼ばれたときは
ちょっとびっくりした。

「えー、どんなんかいたの?」
「わすれたー」
「でもよかったねー」

で、その短歌を見たときに

「…どっかでみたことあるなあ…」
「…わたし、こんなの書いたっけ…」

考えること数秒。

「あっ、うちが書いたんじゃんか」
「あーーー!!そうだったー。あはは、ありがとー」

楽しい楽しい高校生活の一コマだったな。