髪(その2)
髪はなが〜〜い友達ってCMありましたよね。
非常にうまいCMだと感心してたんですが、最近、髪が友達になってくれない現状です。こっちはいつまでも仲良くしたいと思っているのに、向こうは勝手に離れていく。まるでどこかの女性のように。(笑)
毎朝、洗面所で離れていく友達が多数無残にも落ちていっている。拾って植えれるものならば拾いたいくらいである。うーんそれにしても多い本数。ギョとする。
どうやら髪の毛も遺伝のようである。私の家系はもともと髪が薄い。いとこたちは前面サイドから自然のそりこみ状態。わが兄弟はそろって父親似の頭の頂上部が薄いのである。
昔、小さいころ、親父の頭をみててっぺん禿げやって思っていて(実際は言っていた)、そのころの自分にはまだ髪がふさふさあったころだから、まさか自分が父親のようになるなんて思ってもみなかったのですが、また自分は大丈夫だとたかをくくっていたのですが、年を重ねるにつれ薄くなってきたのである。ところが最初自分では気がつかないのです。
ある日、朝のあいさつをしたときや階段を下りているときに同僚が後ろからついてきた時や机で仕事をしている時に後ろにやってきた時に突然こう言うのです。「ずいぶんうすくなってきたな〜」って
それで、初めて気がつくのです。そして言われる度に鏡と対面して気にしだすのです。
近年は開き直って、白髪であろうが一向に気にしないといえばうそになりますが、なるべく気にはしないようにしています。でもやはり人に言われると、またあらためて鏡とにらめっこ。みたところでどうしようもないのはわかっていても、みるんですね。(笑)
そして、無駄な努力が始まるんです。CMに踊らされて髪にいいと聞けば買ってくる。地肌を叩けといえば叩き、マッサージときけばマッサージ、いまさら遅いとわかっていても。わかめやひじきを食べだすのです。
人間窮地に追い込まれたら、無駄であろうがなんであろうが最後のあがきをしてしまいます。
みなさんもこうなる前にご用心!