大阪人
大阪人は常に東京を意識しています。昔秀吉が負けてからず〜〜と。(ながいなー)(笑)。
その一番いい例がわが阪神タイガース。ほかの球団には負けてもかまわんから、巨人戦だけは勝ち越すこと、コレが至上命令なんですね。だから巨人戦は力がはいります。
昔、大阪は商人の町大阪でした。「あきんど」という言葉の響きは今でも好きです。しかし今の大阪には「あきんど」が少なくなってしまっています。東京資本の店が増えて、全国画一化。昔大阪で商売をはじめて、大阪に本社があった大会社もいまや本社は東京移転。大阪本社がすくなくなりました。
大阪人と東京人との違いをこう表現した人がいます。東京は縦社会の人間。大阪は横社会の人間。東京ではどこの大学を出たということでつながります。大阪はあまりそういうことを気にせずその人となりでつながるのです。ですから東京はどこの出身でどこの大学をでたということにこだわりを置き、大阪はそんなことよりその人の性格を大切に、出会えば友達のごとく付き合い始めます。ですから人と人との出会いがたいせつなんですね。そして友だちの友達も友達なんですね。ですから横へ横へと広がりを見せます。
東京で道を尋ねたとします、地方からの人が多いせいか、道を聞いても「知らないね」「わかんないよ」という言葉がかえってきます。
大阪でおばチャンに聞こうもんなら、自分のやってることをほっておいてでも、「わかんらんのか、よっしゃ、ほな連れッてったろ」といってわざわざ、案内してくれます。親切なんですがコレがまた、道すがらいろいろ質問攻めにあいます。「どこからきたん」「年はいくつや」「独身か」「嫁さんいてるのか」・・・等々個人調査そのもの、嫁さんや婿さんの世話までしてくれそうな世話焼きおばチャンなんです。(笑)    
芸能人に対しても違いはあります。東京では見慣れているせいかも知れませんが、いても小声で「○○よ」ぐらいか見ても見ぬふりですよね。大阪ならおばチャンからとんできて「○○やん」「いつもテレビみたってるで」(ただのテレビやのに自分中心)「今度CD買うとくわ」(買う気もないのにその場だけのおべんちゃら)とか言いながら、必ず肩に手をおくか、ドついてきます。(本気じゃないですよ)まるで友達感覚、ここで芸能人も気取ってたらあかんのです。友達感覚にならないと、気取っていると「なに気取ってンの、もうみたれへんで〜」と嫌われるのです。ですから上下関係を嫌って横の友達感覚で話をしないといけないのです。
大阪に来たら気取らず、友達感覚で話をしてください。相手が年上だろうと男であろうが女で
あろうが出会えばみんな友達感覚です、