大阪人気質その2
前回の中であまりにもけちを強調しましたが、大阪人全員けちばかりではありませんので、誤解のないように。(笑)
大阪人は合理的だと言ったほうがいいかもしれません。無駄なことはしない。無駄なことするくらいなら奉仕したほうがいいと考えているのです。例えば、百貨店では値切らないでしょ、ところが大阪人は百貨店であろうと値切ります。(笑)ある品物を買いに行ったとしましょう、そこで商品をみて例えば汚れを見つけたら値切りはじめます。それと同じところで2つ買ったときも同じです。必ず値切ります。途中であきらめる人もいますがおばちゃんは最後まで値切りますよ。おばちゃんの根気勝ち。(笑)それと閉店まじかの食料品売り場、ここでは安くするのがあたりまえのように値段を引いて売っています。そしてここでももっと安くするためにおばちゃんは、粘るのです。まず商品の前で考えているふりをします。そうすると店員のほうは2つ買ってくれたらもっとまけますとか言い始めるのです。おばちゃんは「しめた」と心の中で思いながらまだまだとなんだかんだと言い始めます。そして店員が根負けおばちゃんのペースにはまって半値ぐらいまでなるんですよ。百貨店で値切るなんてと関東の人はびっくりしますよね。うちの妻も最初はびっくりしたそうです。そして最初は店員さんの言った値段で買っていたそうですが、最近は大阪のおばチャン並になってきたそうです。(笑)
一度百貨店の食料品売り場を歩いてみてください。関西色がよく出ていますよ。
店のほうも売れ残るくらいなら安く売ったほうがいいという考えなんですね。お客さんに喜んでもらってまた買いに来てくれたらいいという考えなんです。これが「損して得とれ」という関西商法です。ところが最近大阪の町にも関東色があふれてきてこういう店が少なくなってきているのも事実です。残念です。