愛媛の公立小中学校496校を435校に統廃合
県内小中496校435に再編

 島しょ部や山間部などでの過疎・少子化の進行を受け、適正規模での学校で教育効果をあげるため、県内で小中学校を統廃合する動きが加速している。これまでの統廃合は周辺部の小規模校が主な対象だったが、市町村合併に伴い統廃合が広域化、自治体全域の学校再編を検討する動きが顕著になっている。
 約10年後には現在353校(分校除く)の小学校が300校前後に、中学校は143校が135校程度に減少するとみられる。統廃合を今後の検討課題としている市町や、近年中に児童生徒がゼロになるであろう学校もあることから、再編はさらに進むとみられる。
 宇和島市、愛南町、久万高原町、内子町、大洲市、西予市、砥部町の7市町では自治体全域の学校再編を進めるか、協議している。080309