2003年07月の記事


猿島に行って来ました。
今日は、ある取材で、横須賀の猿島に行って来ました。

朝は
曇りだったのが、電車の中で雨が降りだし
現地に着いたら、いきなり結構凄い雨。
それでも、船で島へ渡り、とりあえず釣りをする事になりました。


私は、息子が釣りをしたいと言った時
一緒に釣具店で、ゴカイの生餌を買いに行きました。
でも、初めて見るゴカイは気持ち悪くて、見ただけで
勘弁してよ〜って感じでした。

でも、親切な店員さんが少しづつ息子をゴカイに慣れさせてくれて
私も、釣りがしたいなら自分でえさぐらい付けられるようになりなさい!
と言い、かなり時間がかかりましたが<上州屋の店員さんお世話になりました

息子は、すっかりゴカイに慣れて、今日はちゃんと他の子の餌もつけてやっていました。
ところが、友人のところの息子と同級生の男の子は、気持ち悪いといって、見る事もせず、でも釣りはやりたいといい。息子や私に、餌をつけろ!とか、絡まった糸を解けとか言って
一切自分では手を触れようとしなかったのです。
息子は黙って、世話を焼いてやってましたが、
私は、それではいけないと思ったので、
その子に、自分で出きる事は少しでもいいから自分でやるように言いました。

するとその子は、気持ち悪いからやりたくない、つまらない!と言っていきなり竿を投げ出したのです。

これで私はちょっとキレテしまって。
餌が気持ち悪くて触れないのなら、着けてあげるけど、自分でやりたいと思う事ぐらい、自分でやろうとしなくちゃいけない!と。すると、いきなりムッとした顔になりました。そのあと、私が餌をつけると、いきなり竿を取りに来たので。
釣りをしたいの?したくないの?と聞きました。
彼は、そのままムッとしたまま私から、竿を取ろうとしたので、私は竿から手を離さず、グッと引き戻して、もう一回、「やりたいの?やりたくないの?やりたいなら、きちんと「やりたい」というべきだし。そのためにやってもらったことに対して、お礼を言うとか、自分で出きる事をやるようにするとか、あるんじゃないの?」というと、彼は言われたことが悔しいのか、泣きそうな顔になって必死に歯を食いしばって、私から竿を取り上げようとしました。

私は、もう一度竿を方に引き戻して、「そんなに嫌々なら、やらなくていい!」と言いました。

彼は、プイッとまた竿を放りだして、行ってしまったのです。そこで、私が「いいの?私が餌をつけたんだから、私がやっちゃうよ?」と言うと、私の方を見ましたが、私がグッと見つめ直すと、小さな声で「おれも釣りしたい。」と言いました。

「だったら、楽しくやろうよ!自分で出きる事もちゃんと自分でやるんだよ?」そう言うと、初めて「分かった、やってもいい?」と聞きました。

それからは、やっぱり釣りが楽しかったらしく、はじめは見る事さえ出来なかった生餌の入った箱を覗き込むようになり、最後には、ピンセットを使ってですが、餌をつまめるようにもなり、「ほら、見て。オレつまめるようになったよ!」と、ゴカイをつまんで見せてくれました。

「やった、凄いジャン!またさ、釣りに来ようね!」と言ったら、嬉しそうに「うん!」と笑ってくれました。

その様子を見ていたはずのお母さんからは、結局そのことに付いての言葉は何もなく「なんでも『やって、やって』で…」の一言だけでした。

初めから出きる子なんて一人もいません。でも、本当にやりたいと思う事に対しては、やはり自分の力でそれを成し遂げるようにさせていかないと、全て他人任せにしてしまう人間になってしまうと思うのです。

少なくとも私は、家の子には、自分でやりたいと思う事なんだから、自分で出きる限りの努力をするように言い、実行させるようにしています。

カートでも、なんでもそうだって思います。
だって、きっと自分の力で出来るようになったら、例え結果が完璧なものではなくても、できた時の歓びは、その子にとって計り知れない可能性をもたらしてくれるものになると思うからです。

猿島からの帰り道、彼は息子と私と3人で、ずっと次にいつ釣りに行くかという相談をしていました。きっとこの次には、彼は餌も自分でつけることが出来るようになるでしょう!

だって、ゴカイを摘み上げた時の彼の顔は、魚を釣り上げた時よりも、凄く嬉しそうに輝いていたのですから。
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しばしお待ちを〜〜^^^
えっと、今メルマガ作成中です!

カートの説明などをどうしようか?と
いろいろ思い悩んでいます。が、依然私は微熱状態で〜〜。

それでも、土曜日には、雨のなか潮来に行ってきました。

息子のダイレクトの練習は、特訓する事もなく、すんなり乗れてしまって、ちょっと拍子抜けって感じでした。

しかも、雨女とその弟!と言う事で、ドライセットのまま、ただタイヤをレインに変えただけの、お粗末なセットで走らせたのですが、それなりに走ってくれました。

なんと、そのうち潮来で今Sクラスでランキング1位、(確か数年前には、茂原でもジュニアクラスでチャンピオンになっているS君)や、今SSクラスで活躍中のK君も練習に来て、あちらは、ちゃんとターボバイザーも用意してきてるのに、家は普段のままで走らせて(だって、パパが、ターボバイザーがいるほど雨が降ってたら走らせないって言ったんだもん)いたのに、チャンピオンの子とほぼ同タイムで走っていました。

これには、その子のお父さんがビックリ。なんせ、潮来のコース変わってから、我家は初めて練習に行ったので。

「うわ〜、早いな〜。こんなに簡単にタイム出されちゃうんだったら、家はもっと練習させなくちゃダメだな〜」だって。

いえいえ、雨は好きなんでちょっと早いだけで、ドライは遅いんです…。と説明したのですが。「茂木の東日本ジュニアのスーパージュニアに出しなよ〜!絶対行けるから〜〜!!」と、強くお誘いを受けました。

でも、家のパパは、汗っかきで暑いのが苦手なので、夏のレースはしたくないようで、しかも、遥か彼方の茂木のレース。で、今回は、なぜか、土曜日に予選で、日曜日に決勝を行なうという2日掛りでレースをしなくてはいけないので、丁重にお断りをしておきました。

ま、とりあえずは、9月のウイークエンドで表彰台に乗れたら考えると言うことで、今はそれを目指して頑張ります〜〜。

で、明日は、横須賀の猿島まで行って来ます。
取材と遊びをかねているのですが、息子が釣りをしたいなどと言い出したから、また大変!
生餌を買いに行ったんだけど。かなりハードでした<生餌の見た目から、私は勘弁してよ!って感じで

でも、そこら辺の日記も近日UPしますので、体調が良くなるまで、待ってくださいね!
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梅雨はいつ明けるんでしょうか?
まだ、すっかり風邪気味のままの私ですが、明日は(雨が降らなければ)カートの練習に行って来ます。

前回、練習に行くかもぉ〜と言ってた次の日がしっかり雨だったので、息子の押し掛け特訓はまだ始まっておりません。

少しづつ、梅雨が明けそうな気配はするのですが、やっぱり明日も天気ははっきりしないようです。

でもきっと、これでキッチリ夏が来て、猛暑、酷暑と言う言葉が連日聞かれるようになったりすると、「あの頃は涼しくってよかったのにね〜」なんて言ってしまう私がいるような気がします。

人間なんて、そんな感じの自分の都合の良いほうに、気持ちを逃がしてしまう生き物なのかも知れませんよね?

という事で、うちの息子も、梅雨が明けないとしっかり外で遊べないからつまらない。でも、明けてしまうと、土日がカートでつぶれてしまうから、疲れる…、と密かに思っているようです。

なんとなぁ〜く、息子の考えている事が分かり、ちょっと共感してしまう母でありました
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体調不良〜〜
いつもより、梅雨が長引いていて、気温の低い日が多い。そこへ来て、急に仕事が立て込んできた。

熱中して原稿を書いていると、ついつい3時4時まで気がつかないことも多い。

それでも、朝6時には起きて毎日娘のお弁当を作る。

今日は少し昼寝をしよう!とおきる時には思うのだが、動き出してしまうとなかなか思うようにはいかず、またそのまま夜更かしをしてしまったりしていたら…

夏風邪を引いてしまいました。

最初は鼻水が止まらなくて、そのうちに喉が痛くなってきて、今は咳があって、胸が少し痛いです。熱が37.5度あります〜。

ということで、そろそろメルマガを出さねば!と思いつつ、思うように仕事が進んでいません。

夏の遊び場の取材も、結局7箇所こなさなくてはいけないようです。でも、なんか今年の夏は寒そうで、本当に水に入ることが出来るのか?心配です。

とにかく、早く風邪を治してしまわねばっ

と言うことで、今日は寝ます〜〜。
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少子化時代のこどもと社会:性犯罪の低年齢化を防ぐために
今回の長崎の事件だけでなく、最近起きる事件の多くが性に対するゆがんだ認識から
きた、性犯罪であることが多い。私は、今性教育に関する本を執筆中なのだが、その
取材を始めてから、日本という国のあまりにも性や性教育に対しての認識が低さを実
感し、それが性犯罪の多発や、低年齢化を呼び起こしているのだということを知った。

私も、性教育の本を担当するまでは、はっきり言って性教育の事については何も知ら
なかった。12歳と10歳の子どもの母親として、そろそろまじめに考えなくちゃなぁ
〜、と思っている程度だった。
しかし取材を進めていくにしたがって、世に溢れる性情報のほとんどが、男性の視点
から、一方的な思いこみによるSEXを扱ったもので。そこに画かれて、いるのは、
レイプ=SEXであり、男は、いやがる女を押し倒してこそ男であり、支配する事で
男を保つべきだというような、暴力的でサディスティックに扱っている。いわば、男
性主導社会のもつ悪い部分の縮図のようなものだ。

そして、日常生活の中で、TVからでも溢れ出てきている、その間違った性の情報
を、うのみにしてしまった男の子達は、潜在的なレイピストの種を植え付けられ、そ
して、また女の子もそれを受け入れるべき存在なのだ、というような間違った認識を
受けつけられてしまう事になりかねない。
私の周りにいる男性の言動が、その要素を強く帯びているという実状と、それに対し
て漠然としか反論できなかった自分を照らし合わせて見ることでも、それは実感出来
るものだった。

そして、これらの事柄から、子どもを守るためには、子どもに性を特別視させないよ
うに、もっと自然な事だと認識させる必要がある事。また、自分の体のことをきちん
と教えると、性の自己決定能力を子どもが身につけ、自分の体も、相手の体も大事に
するようになるのです。そのためには、親が性に対して正しい知識と認識をもち、出
来るだけ早期から、家庭の中で子どもに教えていく必要がある。つまり、性教育と
は、子ども達に自分の体を守るために必要な知識であり、かつ生きていくすべを教え
るために、必要な知識だったのだ。それを今まで知らずに、のほほんと過ごして来て
しまった事に私は後悔を覚えた。

性教育元年が叫ばれて10年余りが経ち、日本でも早期からの性教育の必要性が叫ば
れつづけているが、その実状は殆ど進んでいない。それは、いまだに日本の社会の中
に、性をタブー視する風潮が根強く残っていることと、性教育にいまいち乗り気では
ない文部科学省の態度が原因として考えられる。特に文部科学省は、私が取材の申し
こみの電話をしたところ、「ご期待に添うようなお話はなにもないと思います」と断
られたほどだ。今回の事件の引き合いに出される神戸の少年Aの事件からもすでに6
年が経っているにも係わらず、殆どなにも対策を打っておらず、性教育に関しては、
学校は宛てにならないことは明白である。

性教育を子ども達に施していくには、家庭で子ども達とあらゆる事に関して、ざっく
ばらんに話し合える環境の整備も必要になる。このことも視野に入れて、日本の家庭
でも、もっと積極的に性教育に取組む必要があるのではないかと思う。
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部活って…(汗)
娘の夏休みの部活の予定がやっと出た。

それを見た私は…、ハッキリ言って空いた口がふさがらなかった。

だって〜〜、8月10日まで、土日も関係なくずぅ〜〜〜っと部活が丸1日あって、その間私はずっと弁当を作りつづけなくちゃいけないらしい(汗)

でも、カートに行く日は、遅くとも6時には家を出る。ほかに、遊び場の取材が10箇所近く入ってて、そこに行く日もやっぱり7時には息子を連れて出なくちゃいけないんだよ?(大汗)

それでも私に弁当つくれってか?(マジ泣)

う〜〜ん、でもな〜、ひとりだけコンビに弁当って訳にもいかないしね。

多分、カートや取材で出掛ける日は、いくら娘が6時過ぎにかえって来るっていっても、多分私達の方が遅くなるし…。(特にカート行ったら、早くて帰ってくるの9時過ぎだし)

それまで、息子にも娘にも、もちろん私達も御飯食べずにいろって言うことになる…。

う〜〜ん、中学の部活って…。恐るべし
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息子の特訓開始!
来年の秋に12歳を向かえる息子が、この夏休みから、押しがけの特訓に入ることになりました。

とりあえず、娘のレースが9月の頭まで入っていないこともあって、しばらくは息子中心で練習にいこうと思っています。

新東京以外のローカルレースでは、当概年度12歳(12歳になる年)の始めから、大人のレースにエントリできるのでその準備を始めることになったのだ。

新東京サーキットでは、12歳以下のジュニアは、お昼休みにレンタルのカートと一緒に1時間半走ることが出來だけなので、練習時間が余り取れない。そのため、この夏は新東京以外のサーキットへいって練習することになる。

ずっと新東京で練習を重ねてきた娘の走りが、他のサーキットでどれだけ通用するのか?というところも見てみたいと思う。

とりあえず、明日雨が降らなければ明日から特訓開始になる。
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第3回 ウイークエンドレースレポート@新東京サーキット
7月12日、梅雨空の中、千葉県の市原市の新東京サーキットで、ウイークエンドレースが開催された。

ここのところ我家は、子供達の学校の行事などの関係で、一ヶ月に1回程度しか練習に行く事ができなかった。

しかし、娘は毎回走るたびに、少しづつタイムを更新して、とりあえず目標としてきたタイムにまで、載せて来ていた。

中学に入ってから吹奏楽部に入り、楽器を吹くために、毎日のように腹筋等の筋肉トレーニングをしてきた事が体力アップに繋がった事。そして、なにより部活漬けの日常から週末に解放され、カートに乗る事により、そのストレスを発散する事ができ、かえってリラックスして走りに集中出来るようになった事が、一番の要因のようだった。

今回のレースは、梅雨の真只中ということで、レインコンディションが予想され、またドライでもタイム更新していた事もあり。もともと雨が得意な娘の結果は期待できると予想されていた。

レース当日、早朝4時の段階での天気は雨だった。広域予報では、千葉県地方は午後から雷雨だったのだが、市原市のピンポイント予報では、午後から晴れて気温も高くなると言うものだった。

カートは、走るために最低限の装備しかついていない。しかも、エンジンもムキだしなので、天候や気温や湿度によって、セッッティングも変わってくる。我家としては、このまま雨が上がらずにいって欲しいと願いながら、小雨が降る中、一路サーキットへ向かう。

サーキットへ到着すると、雨は殆ど霧雨に変わっていたが、依然と雲は厚く路面はかなり濡れていた。とりあえず、レインタイヤを着けフルウエット仕様のセッティイングで、ドライ用のスリックタイヤも一緒に車検を受ける。

9時15分 公式練習開始
雨はほぼ上がっていた。予定より15分遅れで始まったために、15分間の予定の公式練習が10分に短縮される事になった。つまり、この10分間で、路面状況を把握し、今日のレースを闘うためのセッティングを決めなくては行けないのだ。レインが得意な娘は、他のカートは50秒台がやっとという状況で、コースイン1周目から、49秒台でトップタイムを出してくる。結局、レインでの半年のブランクは、微塵も感じられない見事な走りで、そのままタイムを更新しつづけ、トップタイムのまま練習を終える。

しかし、他ののクラスの練習が次々と行なわれるにしたがって、路面がどんどん乾いて来てしまった。今回開催された4クラス目の練習が開始される事には、コース上のカートが通る道だけは完全にドライになってしまった。

そのため、すぐ次に、タイムトライアルを控えた各チームのピットは急に騒がしくなった。路面が乾いてしまうとレインタイヤのままでは走行は出来ないために、急遽スリックと呼ばれるドライ用のタイヤに付換えなければならなくなったからだ。

しかし、まだ所々濡れているところがあり、雨が上がったばかりの路面は、きれいに掃除されたのと同じなので、かなり滑る状態で有ることが予想された。タイヤだけをドライ用に換える
のか、それとも他の個所もドライ用のセットにするのか?それぞれのピットでは、メカニックがあちこちで頭をつき合わせて悩んでいる。

我家も、メカ担当の主人が頭を悩ましていた。コースはほぼドライに近くなっているが、肝心のアクセルを開けるポイントで濡れている個所が有るのが認められたことから、家は、ギアを少しだけドライよりに、後はいじらずにスリックタイヤで出すことにする。

10時20分 タイムトライアル開始
さっきまでの天気がうそのように、陽がさし始めたコース上は、あちらこちらでかげろうがユラユラ上がっていた。今回のSクラスのエントリは19台。ドライコンデョションでの娘の目標は、9位までに入賞することだ。滑りやすい路面、ここのところ練習していないハーフウエットの路面とセッティングにもかかわらず、娘は、着実な走りを見せ9位というタイムでフィニッシュする。

11時10分 予選第1ヒート開始
あっという間に、天気は快晴に変わり気温がグングン上昇し、すでに30度に近くなっていた。路面状況は完全なドライである。4クラスが各5分間というタイムトライアルをおこなうわずかな時間で、気温が一気に変わってしまった。しかし、依然として滑りやすい状況であることには変わっていなかった。ただ、普段よりもかなりエンジンの調子が良く、回り過ぎているような状況だった。私とメカ担当の主人と娘は、他のクラスのタイムトライアルの様子を見ながら、わずか15分程しかない時間の中で、ディスカッションを繰り返し、予選に臨むセッティングを決めた。

今回のセッティングも、娘としては、未経験のセッティングである。カートは、ちょっとしたセットの違いでも、かなり動きが変わってしまう。未経験のセットでレースに出るという事は、そのカートの動きを出きるだけ早くドライバーが把握し、アクセルやハンドルなどの全ての操作のタイミングを瞬時に判断して行なう必要が出てくるのだ。しかし、これも娘は見事にこなしてくれた。スタート直後の混戦に巻き込まれることを避けたために、最初少し順位を落としてしまったのだが、その後、果敢にアタックを始めた。つい最近まで、苦手だった3コーナーでは、前のカートのクリッピングのつきが甘く少しインが開いたのを見逃さず、カートをゼブラに乗り上げる形でイン側を取り、前に出て、その後の4コーナーの入り口で真中にカートを進め、後続のカートのアクセルオンのタイミングをはずすような、微妙なタイミングでアクセルを開けるということまでやってのけた。その結果、娘は徐々に順位を回復し、8位でフィニッシュした。

陽射しはどんどん強さを増し、気温も上がり路面温度もグリップも上がって来ていた。そんな中、娘の次のクラスの予選中、トップの3台が1コーナーで絡みあい、もつれた後の2台が接触し、そのうちの一台が、もう一台に乗り上げて中を舞った形で逆さになった形で転倒してしまうという大きな事故が起きてしまった。当然レースは、赤旗中断となった。幸大事には至らずに済んだが、その事故を目の当たりにした娘は、顔を曇らせて少し考えこんでいた。多分、1番混戦しそうな中盤に自分の順位があるので、恐いと思ったのだと思う。しばらくは声を掛けても聞こえない様子で、何かをじっと考え込んでいるようだった。

お昼休みになると、空の雲は全て消え、カンカン照り状態になり、どのドライバーも熱中症になりそうな程、真赤な顔をしていた。私は、娘を日陰で休ませながら、氷水で冷やしたタオルで娘の体を拭いたり、首筋を冷やしたりしてクールダウンさせた。他のチームメイトのドライバーさん達へも、冷やしたお絞りと保温ポットに入れた氷を配って歩いた。しかし、お絞りはあっという間になまぬるくなり、氷も蒸発してしまうかの如くすぐに溶けてしまう。PITの気温でさえすでに30度を越えていた。

13時00分 予選第2ヒート開始
8位スタートの娘が、フォーメーションラップを経て、ローリーングスタートを切ろうとした時のことだった。コントロールライン手前で、なんと娘のすぐ後のカートが、大きく娘のカートに乗り上げた。幸い大事には至らず、どちらのカートもそのままスタートできたのだが、娘はスタートしようとアクセルを踏みこんだ途端に、自分のカートの後ろで大きな音がしたので、自分のカートになにか支障が出たのかと勘違いし、大きく右手を上げてアクセルを踏みこむのが遅れてしまった。これは、後のカートの子が、隊列のスピードをきちんと把握できず、加速ラインの手前で一人だけフライング気味にアクセルを開けてしまったことが原因だった。

一瞬で遅れてしまい、また順位を少し下げてしまった娘だったが、予選第1ヒートの時と同様に、気合をいれて前のカートの隙を果敢に突いた走りを見せる。しかし、すぐ後にいた娘に乗り上げてしまったカートの子は、回りの状況がイマイチ分かっていないらしい。ただアクセルを闇雲に踏んでいるのか? どうも、へんなタイミングで娘のことを後からつついていた。レースが進み、ようやくコース上のカートがバラけて来た頃、猛然と娘がスパートを掛けその子を引き離すことに成功! その後、前のカートと抜きつぬかれつのバトルが始まる。いつもなら、その状態で焦ってしまい、ブレ‐キングミスを起こしてしまったりするのだが、今回の娘は冷静だった。一端相手を前に出し、その後にピタリとついて走り、コーナーでの一瞬インが開いたところで、スット前に出る。まだ、その後一気に引き離すまでのテクニックがないので、若干もつれた形にはなるが、コーナーコーナーで少しづつ確実に相手を離して行く。ある程度距離が開くことで、後のカートを気にしないで良い状態にまると、また前のカートに集中する。そうして、元の順位である8位に戻り、タイム的にも自己ベストにかなり近いタイムを出す形でフィニッシュする。

13時50分 決勝スタート
予選の第1ヒートと第2ヒートに獲得したポイントを加算し、そのポイントによって決勝のグリッドが決定するために、娘は7位からのスタートとなり、娘にとってはドライポジションでは最高位からのスターティンググリッドを獲得した。それだけに、前回、前々回のレースで、中盤の混戦状態の中でスピンに巻きこまれて涙を飲んでいる娘は、今回のレースではスタートに気を遣い、闇雲に前に出て行くのではなく、スタート直後から3コーナーまでちょっと様子を見ながら走るという形を取る事で、ここまで着実に順位を上げて来た。それだけ、今回のレースは、娘は大事に進めて来たともいえた。そして、決勝でも、同じように周りの状況を把握しながら、確実に自分のカートを進めることができる場所を確保しながら、慎重にスタートをし2コーナーの混戦でも、渋滞気味なアウト側を避けてイン側にべったりつく形できれいに曲がってきた。タイムがひっ迫している中盤の集団が3コーナーに入っていく。娘はその先頭付近にいた。3コーナーではいつものラインに乗せることが出来、きれいなラインでスット向きを変えて、出口付近でアクセルを全開にしようとした時アクシデントが娘を襲った。なんと、予選の第2ヒートで娘に乗り上げてきた子のカートが、オーバースピードで3コーナーに進入してきたために上手く曲がりきれず、娘のカートに直角に突っ込んで来たのだ! そのため娘は、真横から追突される形になり、周りのカートを巻きこんでスピンし、エンジンも止まってしまい、一気に順位を落としてしまう。

娘のカートが追突されるところを見ていた主人が、他のどのカートのメカニックよりも早くコースに飛び出し、娘のヘルプに向かった。しかし、そんなアクシデントに遭いながら娘は冷静だった。さっとカートから下りると、後ろ向きになってしまった自分のカートのリアを持ち上げて向きを変え、しかも主人が来た時に、周りのカートが邪魔にならずにすぐにコースイン出きるところまでカートを移動させていたのだ。その結果、そのアクシデントで止まってしまった他のカートで、一人では押しがけが出来ないほかのジュニアのカートよりも早くレースに復帰する事が出来た。

だが、スピンをして止まっている間に、14位まで順位は落ちてしまっていた。しかも、追突されたことでエンジンの調子もイマイチだった。娘は、そのことを察したらしく、自分でキャブを調整しながら、しかも前のカートを追い掛けながら力走する。とうてい追い付けるはずはなかったが、最後まで諦めることなく調整を続けて走りぬいた。その結果、娘のすぐ後まで、TOPのカートが迫ってきていたのだが、娘に追い付くことはなく、娘はどうにか周回遅れになることもなく、14位のままチェッカーを受けた。

今回のレースにおける娘の走りは、今まで最高のものだった。またそれぞれの瞬間での判断力も的確な物だった。だからこそ、今まで叶わなかったドライで常にシングルの順位を維持し、決勝で7位というグリッドからスタートができたのだと思う。多分、今まで5年余りの娘のカート生活の中で、唯一自分の力で表彰台への道が見えたレースだったのだと思う。それだけに、この決勝でのアクシンデトはかなりショックが大きかったらしい。PITに戻って来た娘は、グッと奥歯をかみ締めていたが、流れる涙を抑え切れない様子だった。

私は娘に、カートを始めてから始めて「泣いていいよ」と声を掛けた。情けない話しだが、私にはそのほかに娘にかけてやる言葉が思い浮かばなかった。娘が少し落ち付いてから話しを聞いてみると、3コーナーでのアクシデントに対しては、「やられた」という気持ちはあったが、レースは水物なので仕方がないと自分に言い聞かせたのだという。ただ、その後コースに復帰した時に、前を走っていたのが、自分よりタイムトライアルの結果が良くないカートだったので、「せめてあのカートには追い付きたい!いや、追い付ける!」と思い、集中力を欠かないようにして走ったのだという。端から見ていても、到底追い付くような距離ではなかったのだが、娘は諦めずに追いかけて徐々に距離を詰めてきたところで終わってしまったのだ。

レースが終わった時、元全日本ドライバーで娘の師匠であるうちのショップのお兄さんが、「今日の走りは凄く良かった!悪いところはどこもなかったよ!それだけに悔しいな!」と言いに来てくれた。確かにあのアクシデントは悔やまれるが、やはりレースはなにがあるか分からないので仕方がない。しかし、ただ早く走らせることや、闇雲に突っ込んで行くことなどのテクニックだけを教えるのではなく、きちんと周りの状況を冷静に把握させ、いかに安全にそして早く走ることが必要なのか?を子供達に教える事が一番大事なのだということを、これからレースに出てる子ども達やその子を指導する人達にも認識してもらいたい、と強く感じた。
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明日はレース
ここのところ、一ヶ月に一回のペースでしか練習に行かれていない我家。

新東京サーキットのウイークエンドレースは、2ヶ月に一回の開催なので、前回のレースから2回しか練習ができなかった

しかし、娘は毎回練習の度にタイムを更新し、取り敢えず目標のタイムが出せるようになった。

欲を言えば、あともう一声タイムを縮めたいところだが、練習量などから考えれば上々のできだと思う

しかも、明日の予報は娘の得意な雨である。

ドライコンディションなら入賞。ウエットコンディションなら、3位までが、今回のレースの目標である。

しかし、明日の天候を考えると、今はとにかく無事にレースを終えてくれれば、とも思う。

レースは水物。結果は別にして、中学生になった娘と、親子で一つのことに一緒に臨めることを喜んで、明日のレースを楽しみたいと思っている。
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少子化時代のこどもと社会:最近の若者だけでなく…(オリーブニュースより)
先日、早稲田大学の学生らによって、女子大生集団暴行事件が起こった。これに関連
して、自民党の太田元総務庁長官が、「集団レイプする人は、まだ元気があるからい
い。まだ正常にちかいんじゃないか。そんなこと言っちゃ怒られるけど」と発言した
という。これは、太田氏が、少子化問題について、「プロポーズできる勇気のない人
が多くなっている」と述べた後、司会者から「プロポーズできないから、集団でレイ
プをする(のか)」と問われて、集団暴行事件に関する発言をした。太田氏は講演
後、記者団に「『レイプは重大な犯罪であって従来以上に厳しく罰すべきだ』と付け
加えるきっかけがなかった。それほど強く異性を求めているのであれば、きちんと結
婚する相手を求めるべきではないかという事が言いたかった」釈明した。(6月27
日 読売新聞 社会面より)

この記事を読んで、私は愕然とした。あまりにも、自分の認識の低さを自覚していな
いと感じたからだ。太田氏は、『レイプは重大な犯罪であって従来以上に厳しく罰す
べきだ』と付け加えるきっかけがなかった。と釈明しているが、レイプが法律的に罪
である以前に、女性蔑視の最低な行為であり、元総務長官ともある人が、その事さえ
分かっていないことに愕然としたのだ。さらに、氏は「それほど強く異性を求めてい
るのであれば、きちんと結婚する相手を求めるべきではないかという事が言いたかっ
た」と述べているが、これについても、結婚とは、相手の体だけを求めてするもので
はないはずである。つまり、釈明となるべき発言でさえも、私には暴言ともとれる発
言なのだ。

この太田氏のケースに限らず、ここのところ、国会議員など“大の大人”と呼べる人
達のセクハラなどの記事が目に付く。なぜこんな事が起きてしまうのだろうか?

これは、日本という国が性をないがしろにしている国であるということの現れであ
り、女性を物として扱っても良いというような、女性蔑視のセックス観が、無意識の
うちにすり込まれてしまっている男性が多い事も示しているのではないか?これは、
性に関しての自己決定能力が欠如していることの現れであるとも言える。

つまり、子どもの頃から、性に関する知識が必要十分に提供されず、性器は自分の体
であるはずなのに、触っても見てもいけないというような、あたかも自分のものでは
ないように思わされて来た事から、自分の体の主人公で有ることを放棄させられて来
てしまい、そのために充分な自己決定能力(自分の体や性は自分のものであり、大切
に守られるべきものであり、他人の体や性も自分の場合と同じように、大切にすべき
ものなのだという事)が、きちんと認識出来ていないことの現れだと思う。それで
は、どうすれば性に関しての自己決定能力を培う事が出来るのだろうか?

それには、性と生殖、それによる妊娠や避妊についての充分な知識、性交によって負
うかもしれない病気によるリスクについての情報の知識を持つことや、自分の人生の
中には沢山の選択肢があり、性関係に入ることもその選択の一つであるのだという事
など、あらゆる自己決定をするための判断材料を持つことが必要なのだ。本来なら、
子どもが小さい頃から親が自然に、そのための知識を与えて行くことで、性を特別視
することなく、自然のものとして受け入れるようになり、また自己決定能力も自然と
身につけることが出来るのだ。そして、これこそが性教育の持つ極めて重要な役割な
のだ。つまり性教育とは、自分の体を守りそれを健全に保つために必要な知識であ
り、また、それを知る事によって異性のことも思いやることが出来るようになる教育
でもある。その意味では、最近の若者だけでなく、全ての人にきちんとした性教育を
認識し理解してもらう事が必要なのではないかと、私は思う。
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きゃ〜〜^^^^、メルマガ創刊準備号、配信
メルマガの創刊準備号、配信しました。

もう、心臓ドッキドキです。

なぜ、今日配信したか?っていうと…

12日に娘のレースがあるために、明日(5日)は、新東京サーキットに練習に出掛けていて、家にいないからです。

家にいたら、心配でPCの前を離れられない気がするので…

とにかく、送ってしまいました。

う、反応が恐いです〜〜。

では、おやすみなさい
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私の進むべき道は?
私の進むべき道が、どこにあるのか?迷いながら探している

みんなそうなのかも知れないけれど

私は、自分で出きることしか出来ないし、一生懸命考えて、つまづきながら、一歩一歩進んで行って、それしか道が選べなければ

それが、私の進むべき道なのかもしれない。

人から見たら遠回りだったり、急ぎ過ぎだったり、いろいろあると思うんだけど

でも、いつだって変わらないのは、私の胸の中にある、この想いだけ

だから、この胸の中の想いだけは、決して離さずに、進んで行こうと思ってる
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メルマガ承認!
新しく、メルマガを出すことにしました。

「私がカートを好きな理由(わけ)」です。

登録は、HPのTOPページから出来ます。
宜しくお願いします。
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