2003 07/29 23:06
Category : 日記
今日は、ある取材で、横須賀の猿島に行って来ました。
朝は
曇りだったのが、電車の中で雨が降りだし
現地に着いたら、いきなり結構凄い雨。
それでも、船で島へ渡り、とりあえず釣りをする事になりました。
私は、息子が釣りをしたいと言った時
一緒に釣具店で、ゴカイの生餌を買いに行きました。
でも、初めて見るゴカイは気持ち悪くて、見ただけで
勘弁してよ〜って感じでした。
でも、親切な店員さんが少しづつ息子をゴカイに慣れさせてくれて
私も、釣りがしたいなら自分でえさぐらい付けられるようになりなさい!
と言い、かなり時間がかかりましたが<上州屋の店員さんお世話になりました
息子は、すっかりゴカイに慣れて、今日はちゃんと他の子の餌もつけてやっていました。
ところが、友人のところの息子と同級生の男の子は、気持ち悪いといって、見る事もせず、でも釣りはやりたいといい。息子や私に、餌をつけろ!とか、絡まった糸を解けとか言って
一切自分では手を触れようとしなかったのです。
息子は黙って、世話を焼いてやってましたが、
私は、それではいけないと思ったので、
その子に、自分で出きる事は少しでもいいから自分でやるように言いました。
するとその子は、気持ち悪いからやりたくない、つまらない!と言っていきなり竿を投げ出したのです。
これで私はちょっとキレテしまって。
餌が気持ち悪くて触れないのなら、着けてあげるけど、自分でやりたいと思う事ぐらい、自分でやろうとしなくちゃいけない!と。すると、いきなりムッとした顔になりました。そのあと、私が餌をつけると、いきなり竿を取りに来たので。
釣りをしたいの?したくないの?と聞きました。
彼は、そのままムッとしたまま私から、竿を取ろうとしたので、私は竿から手を離さず、グッと引き戻して、もう一回、「やりたいの?やりたくないの?やりたいなら、きちんと「やりたい」というべきだし。そのためにやってもらったことに対して、お礼を言うとか、自分で出きる事をやるようにするとか、あるんじゃないの?」というと、彼は言われたことが悔しいのか、泣きそうな顔になって必死に歯を食いしばって、私から竿を取り上げようとしました。
私は、もう一度竿を方に引き戻して、「そんなに嫌々なら、やらなくていい!」と言いました。
彼は、プイッとまた竿を放りだして、行ってしまったのです。そこで、私が「いいの?私が餌をつけたんだから、私がやっちゃうよ?」と言うと、私の方を見ましたが、私がグッと見つめ直すと、小さな声で「おれも釣りしたい。」と言いました。
「だったら、楽しくやろうよ!自分で出きる事もちゃんと自分でやるんだよ?」そう言うと、初めて「分かった、やってもいい?」と聞きました。
それからは、やっぱり釣りが楽しかったらしく、はじめは見る事さえ出来なかった生餌の入った箱を覗き込むようになり、最後には、ピンセットを使ってですが、餌をつまめるようにもなり、「ほら、見て。オレつまめるようになったよ!」と、ゴカイをつまんで見せてくれました。
「やった、凄いジャン!またさ、釣りに来ようね!」と言ったら、嬉しそうに「うん!」と笑ってくれました。
その様子を見ていたはずのお母さんからは、結局そのことに付いての言葉は何もなく「なんでも『やって、やって』で…」の一言だけでした。
初めから出きる子なんて一人もいません。でも、本当にやりたいと思う事に対しては、やはり自分の力でそれを成し遂げるようにさせていかないと、全て他人任せにしてしまう人間になってしまうと思うのです。
少なくとも私は、家の子には、自分でやりたいと思う事なんだから、自分で出きる限りの努力をするように言い、実行させるようにしています。
カートでも、なんでもそうだって思います。
だって、きっと自分の力で出来るようになったら、例え結果が完璧なものではなくても、できた時の歓びは、その子にとって計り知れない可能性をもたらしてくれるものになると思うからです。
猿島からの帰り道、彼は息子と私と3人で、ずっと次にいつ釣りに行くかという相談をしていました。きっとこの次には、彼は餌も自分でつけることが出来るようになるでしょう!
だって、ゴカイを摘み上げた時の彼の顔は、魚を釣り上げた時よりも、凄く嬉しそうに輝いていたのですから。
朝は
曇りだったのが、電車の中で雨が降りだし
現地に着いたら、いきなり結構凄い雨。
それでも、船で島へ渡り、とりあえず釣りをする事になりました。
私は、息子が釣りをしたいと言った時
一緒に釣具店で、ゴカイの生餌を買いに行きました。
でも、初めて見るゴカイは気持ち悪くて、見ただけで
勘弁してよ〜って感じでした。
でも、親切な店員さんが少しづつ息子をゴカイに慣れさせてくれて
私も、釣りがしたいなら自分でえさぐらい付けられるようになりなさい!
と言い、かなり時間がかかりましたが<上州屋の店員さんお世話になりました
息子は、すっかりゴカイに慣れて、今日はちゃんと他の子の餌もつけてやっていました。
ところが、友人のところの息子と同級生の男の子は、気持ち悪いといって、見る事もせず、でも釣りはやりたいといい。息子や私に、餌をつけろ!とか、絡まった糸を解けとか言って
一切自分では手を触れようとしなかったのです。
息子は黙って、世話を焼いてやってましたが、
私は、それではいけないと思ったので、
その子に、自分で出きる事は少しでもいいから自分でやるように言いました。
するとその子は、気持ち悪いからやりたくない、つまらない!と言っていきなり竿を投げ出したのです。
これで私はちょっとキレテしまって。
餌が気持ち悪くて触れないのなら、着けてあげるけど、自分でやりたいと思う事ぐらい、自分でやろうとしなくちゃいけない!と。すると、いきなりムッとした顔になりました。そのあと、私が餌をつけると、いきなり竿を取りに来たので。
釣りをしたいの?したくないの?と聞きました。
彼は、そのままムッとしたまま私から、竿を取ろうとしたので、私は竿から手を離さず、グッと引き戻して、もう一回、「やりたいの?やりたくないの?やりたいなら、きちんと「やりたい」というべきだし。そのためにやってもらったことに対して、お礼を言うとか、自分で出きる事をやるようにするとか、あるんじゃないの?」というと、彼は言われたことが悔しいのか、泣きそうな顔になって必死に歯を食いしばって、私から竿を取り上げようとしました。
私は、もう一度竿を方に引き戻して、「そんなに嫌々なら、やらなくていい!」と言いました。
彼は、プイッとまた竿を放りだして、行ってしまったのです。そこで、私が「いいの?私が餌をつけたんだから、私がやっちゃうよ?」と言うと、私の方を見ましたが、私がグッと見つめ直すと、小さな声で「おれも釣りしたい。」と言いました。
「だったら、楽しくやろうよ!自分で出きる事もちゃんと自分でやるんだよ?」そう言うと、初めて「分かった、やってもいい?」と聞きました。
それからは、やっぱり釣りが楽しかったらしく、はじめは見る事さえ出来なかった生餌の入った箱を覗き込むようになり、最後には、ピンセットを使ってですが、餌をつまめるようにもなり、「ほら、見て。オレつまめるようになったよ!」と、ゴカイをつまんで見せてくれました。
「やった、凄いジャン!またさ、釣りに来ようね!」と言ったら、嬉しそうに「うん!」と笑ってくれました。
その様子を見ていたはずのお母さんからは、結局そのことに付いての言葉は何もなく「なんでも『やって、やって』で…」の一言だけでした。
初めから出きる子なんて一人もいません。でも、本当にやりたいと思う事に対しては、やはり自分の力でそれを成し遂げるようにさせていかないと、全て他人任せにしてしまう人間になってしまうと思うのです。
少なくとも私は、家の子には、自分でやりたいと思う事なんだから、自分で出きる限りの努力をするように言い、実行させるようにしています。
カートでも、なんでもそうだって思います。
だって、きっと自分の力で出来るようになったら、例え結果が完璧なものではなくても、できた時の歓びは、その子にとって計り知れない可能性をもたらしてくれるものになると思うからです。
猿島からの帰り道、彼は息子と私と3人で、ずっと次にいつ釣りに行くかという相談をしていました。きっとこの次には、彼は餌も自分でつけることが出来るようになるでしょう!
だって、ゴカイを摘み上げた時の彼の顔は、魚を釣り上げた時よりも、凄く嬉しそうに輝いていたのですから。