新たなる出発
昨日、娘の中学校の入学式を無事終えることができた。

その娘は、中学入学に際して、通信添削をやりたいと言い出した。私が、中学に上がって授業が始まってから考えたら?というと

新学期が始める前に申し込みをすると、特典としてしろいろな教材がついてくるので今のうちに申し込みをしたいのだという

娘曰く、その教材の中にある、現在の自分の学力を診断してくれるテストを受けたいのだというのだ

その言葉を聞いて私は少し驚いた。

今まで、私が声を掛けなければ宿題だってなかなかやろうとしなかった娘の口から、そんな言葉が出るとは思っても見なかったからだ

小学校の卒業式を控えたある日、教室で誰が何処の中学に行くのか話題になったらしいのだ。

我家は当然地元の中学に行くのだが、クラスの中の数人が受験して私立の中学に行くという話を聞いてきたらしい

実際に医療機関で診察を受けたわけではないので、はっきりしたことは分からないが、娘には軽度の学習障害があった。

数の概念や、算数がどうしても分からなかったのだ。そのために、小学校の低学年で算数の授業で出遅れてしまい、かなり苦労をした。

そのことが原因でいじめをうけた事もあった。

娘なりに必死に努力して、小学校の卒業までにどうにか自分の学年レベルに追い付くことが出来たのだ。

その事もあってか、娘は中学では出遅れたくないのだという。

果たして、通信添削なんていつまで続くのかしら?と思っていたが、教材が届いてからずっと、私がなにも言わなくても机に向かって勉強していることが多くなった。

コンプレックスを抱くということは、本来ならあまりプラスなイメージではない。

しかし、そのコンプレックスをバネにして、次のステップに向かうことも可能なのだ。

常に前に向かおうという気持ちがあれば、それは可能なのだということを、娘に教えてもらったような気がした。