息子を取り巻く微妙な関係
息子が5年生に進級し、クラス替えがあったせいか、朝息子を迎えにくる子の顔ぶれが少し変わった

今迎えに来てくれる子は、1・2年生の時に一緒だった息子の悪友である

我家は、マンションが5棟ほど隣接する地域に住んでいるので、友達には事欠かないのだが、あまりに見事に入れ替わったので少しビックリした。

つい先月まで仲良く遊んでいた子達とはもう遊ばないのだろうか?と気になって息子に聞いてみると…

迎えに来てくれるA君と、先月まで遊びに来ていたB君とは馬が合わないのだという

「あとね、オレはどっちとも遊ぶけど、○○君と○○君も絶対に遊ばないんだよ」と息子

「やっぱり馬が合わないの?」と聞いたら、
「ううん、2年の時に母さん同士が大喧嘩したんだってさ」「……。」これには絶句してしまった。

言われて見れば、話に上がったどの子も我家に遊びにくるのだが、それぞれのグループ毎に遊びに来ているようだった。

「でさ、A君はアンタがB君と遊んでも嫌な顔はしないわけ?」と聞くと

「だからオレは苦労してるんじゃン。みんないいヤツなんだけどさ、一緒には遊べないからさ、その辺を上手くいろいろ調整してるんだよ」

「ふ〜ん、そっか。いろいろあるわけね」
「まあね、じゃあオレ遊びに行ってくるから」

さすがに5年生にもなると、いろいろと人間関係も複雑になってくるらしい。

それにしても、息子がそんな風に気を使いながら、それぞれの友達を大事にしているのだということを聞いて、アイツも少しは大人になったんだなと、息子を見送りながら思った。