映画大好き!私のお薦めの1本
【魔女の宅急便】 スタジオジブリ作品   

 私のお薦めNo.1は、宮崎駿監督の「魔女の宅急便」です。

このアニメは、宮崎駿監督が、田舎から都会に出てきて頑張っているアニメーターの女の子達に、エールを送るために作ったといわれている作品です。

「13歳になると一年間修行に出なくてはいけないという」魔女のしきたりにしたがって、少女キキは黒猫のジジとお父さんからもらったラジオをお共に旅に出ます。

憧れの海が見える街にたどり付き、そこで人のいいパン屋のオソノさんに出会います。空を飛ぶこと以外はなにも特技の無かったキキは、オソノさんに世話になりながら、荷物の配達の仕事を始めます。いろいろな人と出会い、またその人達の助けを借りることで、困難に遭いながらも明るく生きて行こうとします。

その姿は、まさに宮崎駿監督がエールを送りたかった、「頑張っている女の子」達の姿であり、それを見守る監督のあたたかい眼差しをストーリーや映像の端々に感じることが出来る映画です。

荒井由美の♪やさしさに包まれたなら♪が流れるエンディングで、キキが故郷の両親に宛てた手紙の中の「いろいろあるけど、私は元気です」という一言に、物語の全てが集約されている気がします。

見終わった後に、「うん、私も明日からまた頑張ろう!」そんな元気をくれる映画です。