桜に思う・・・父
私の父は、自分から志願して、少年飛行兵なるものになって、戦闘機に乗っていた

そのせいか?自分のことを桜と良く重ね合わせていた

でも、父は陸軍だった。(その頃は、空軍というのはなかったそうだ)同期の桜は、海軍の歌なので、一緒にするな!と良く言っていた

ゼロ戦もブーなのだそうだ、あれも海軍さんの空母に乗っている飛行機のことで、陸軍のは隼という名前だそうだ。

その父がよく、こう言っていた。「明日ありと、思う心のあだ桜、夜はに嵐の吹かぬものかな」

明日花見に行こうと思うな、夜のうちに嵐が吹いて桜は散ってしまうかもしれない

今日やるべきことは、今日のうちにやっておけ。という意味なのだという

でもそう言っていた父は、だらしがなく片付けると言うことを知らない人だったもちろん遣り残すなんてざらだった

かく言う私も、やり切れずに山積みになった家事や、仕事があり。まっいいか?明日やればとつい思ってしまう

ココ何年も、花見に行こう行こうと思いながら、結局時期を逸してしまっているし・・・

言葉だけは耳に残っているけれど、行動が伴っていないなぁ〜と、桜を見るたびに、まことしやかにその言葉を語る父の姿を思い浮かべながら、思っている・・・