愛の種
2004-12-04 16:42:10 / 詩

誰もが持っている愛の種。
けれども私はその種を、
胸の奥にずっとしまっていた。

今まで、たくさん蒔いた種は
みんな枯れてしまったから
とても蒔く気になれなかった。

けれども、種を蒔かないことは
花も咲かないことだって
誰かが教えてくれた。

私は花が枯れるその時が怖くて、
愛の種を持っていることすら
忘れてしまっていた。

けれど枯れていく花も
咲いているときは、
とても美しく咲き誇っているはず。
だから私は思い切って「愛の種」を蒔く。

あなたと言うその愛の花は
どんな風な花をつけるのだろう。

花はいつか枯れてしまうけど
実をつけ、種を残していくだろう。

けれども私は
その種を「思い出の種」にしないで
新しい「愛の種」にしようと思う。