秋は夕暮れ
 「秋は夕暮れ 夕日のさして山の端いと近うなりたるに・・・」と、うろ覚えの枕草子」の一節が、唐突に浮かんでくる季節になった。

 歩いて三百メートルも行けば、戦国末期の山城の跡に着く。しかしこのところ熊の出没がかなり頻繁である。「君子危うきに近寄らず」がよしとして、家の縁側から城跡の山を眺めるだけにとどめておく。

 空が曇りはじめてきたのも歩行中止の理由にして。「それでいいのだ」とさらに理由をこじつけて。

編集 sakura1205 : 秋の夕日に照る山紅葉。庭で右背中を痛めてしまいました。左で書きます.クマの出没が多いですね。家の中にも入るそうです。室内で城を見て充分にご注意して下さいね。お元気で何よりです。
編集 yuma : 秋の夕暮れは物悲しいです。御地にも山城があるんですね。熊が出なければちょっとした人気になりそうですのに。縁側から山城が見えるだけで素晴らしいです
編集 freehand2007 : 「秋は夕暮れ 夕日のさして山の端いと近うなりたるに・・・」。お見事。「熊が」と。戦いの音、消え失せていますからねー、ウカウカ出来ぬは人様のほうで。ご来訪、ありがとうございます。
編集 テラマチ : 余りに暑い季節が続いたので 尚更身にしむ言葉です 熊の出没 怖いことです 十分にご用心を 用心し過ぎるほどの用心でお過ごしを
編集 テラマチ : 昨日は 秋晴れでしたね 「秋は夕暮れ」 日本人の感性と言うか 性根に染み込んでいる光景の一つかと思います