夜の浦安 孤独な釣人 第二十四夜
財布が風邪を引きそうなくらいお寒い時のルアーロストは、非常に痛い (T−T)


2002.9.13
18:00〜20:15
今日は風がそれほど強くは無い。それではネット裏での好釣の夢よ再び、と言う柳の下の二匹目のドジョウならぬシーバスを釣りに、ネット裏に出撃。
風が弱いとは言え、アスリートF7が投げられるほど弱くは無い。選択したルアーは久しぶりのシーケンシャルミノー。PE0.8号ではちと投げ辛いものの飛距離は出る。
何時もなら何人か居るサヨリ師が一人も居ない。ルアーマンも居ない。淋しい釣り場だが貸し切りであると思えばリッチな気持ちになれるものだ。←本当か? (^^ゞ
日が落ち辺りが暗くなった頃、いきなりロッドを引っ手繰るような魚信が出る。
『よし!ヒット!』
追い合わせを二度ほど入れ、フッキングを確実なものにする。針掛りしたシーバスはエラアライで反撃してくるが、確実に掛かったフックは外れない。時折走ってドラッグを鳴らすが、それほど大物ではなさそうだ。多分あと少し成長すればスズキになれるくらいの引きである。
風と波が若干あり、テトラに打ちつける波の飛沫を浴びながらの攻防。またこれも一興と言ったところか。
時間にして約二分程度の遣り取りで上がってきたのはやはりフッコ。しかしフッコにしては重いなと思うが、抜き上げようとするといきなり暴れ捲くり再びラインが出て行く。
『うん?思っていたより大きいのかな?』
ドラッグを鳴らせながら走るシーバスをロッドワークで捨石にラインが触らないように避ける。
走るのを止め弱ったところでリールのハンドルを回す。再び近寄ってきたシーバスをロッドを立て、空気を吸わせ弱らせてから抜き上げに掛かると、何と痛恨のフックアウト!
『…何故にフックアウトなの… (T◇T)』
気を取り直して、ルアーをキャストすると、信じられない事にダブルラインがガイドに引っかかり、ルアーがリーダー毎飛んでいってしまった。
ラインとリーダーを確認すると、フィッシャーマンノットで結束したリーダーが折れてしまったようだ。リーダーにフロロカーボンを使った場合、硬いフロロカーボンは切れると言うより折れると言う感じで高切れする事がある。今回がそれだ。
ただ高切れしたフロロカーボンは、何日も使い回しており劣化が進んでいたのが原因と思われる。
何時もの事だが、私はこう言った注意不足が生む初歩的なミスが多い。反省するがルアーは戻ってこない。
飛沫を浴びながらテトラの上で呆然とたたずむだけであった。

心機一転で場所をマリーナに変える。鉄鋼団地に入りテクトロを開始する。引いているルアーはラパラCD9。引き重りのするルアーだが、私がテクトロを始めた時に使っていた実績ルアーである。時々岸壁に付いた牡蠣の殻に当るのが分るがフロロカーボンを信じて強引にテクトロを続けていると、いきなりロッドが引き重りを感じなくなり軽くなった。
リールのハンドルを回し、ラインを巻き取るとリーダーの先端がスパッと切れておりルアーは付いていない。
『… (゚o゚)』
しばし自己嫌悪に陥る

再び心機一転で今度はアスリートF7を引っ張る。船止めのクッションがある場所で弱いバイトが何回か出るので、その場所を中心にあっちウロウロ、こっちウロウロとテクトロを繰り返すと、やっとヒットした。
すんなりと上がってきたのは37cmの痩せたシーバス。最近は写真を撮っていなかったので久しぶりに撮影し、その後海にお帰り頂いた。



その後もテクトロとキャストを繰り返すが、ショートバイトばかりでフックオン出来ない。
南西の空が真っ暗になり、弱い雨も降り出した為、今日はここまでと言う思いで釣り場を後にした。


★今回の収支★

★費用
☆全走行距離:(会社〜古河ネット裏〜マリーナ) 約2.5km
☆ガソリンの燃費と費用:帰宅途中なのでタダ
☆釣り具代:ロスト及び使用し最利用不可能な道具 \2800− シーケンシャルミノー及びラパラCD9をロスト
☆雑費:\0−
★合計 \2800−

★釣果
☆バイト数回 ヒット2 ゲット1 シーバス37cm

★タックル
☆ロッド・・・・・・オーシャンブルー ベイスペシャル8”8
☆リール・・・・・ザウバーVS1000Zi
☆ライン・・・・・PE0.8号
☆リーダー・・・フロロカーボン4号をビミニツイストでダブルラインを作ったメインラインとフイッシャーマンノットで結束。その先にダブルクリンチングノットでスナップを結束。
☆ ルアー・・・・サイレントミノー(イエローバック) アスリートF7(イエローバック) シーケンシャルミノー ラパラCD9 他