2.投稿フォームの問題
入力フォーム 日記の記事数が多くなるとグループ分けしたくなります。それがカテゴリというものですが、エクラでは項目の選択方式になっていません。各々が自由に命名する方式をとっています。いわゆる手抜きの状態ですがこれが思わぬ弊害をもたらしました。まずは文中に実際の投稿フォームの画像を埋め込みましたから良く見てみましょう。

 新規に入会したてものはカテゴリは「日記」のみです。新しいものに指定するにはセレクト欄の隣にある入力欄に記述するのですが、ぱっと見てどこにも案内が書かれていないのが分かると思います。唯一、マウスカーソルをそこにポイントするとタイトル属性で「新しいカテゴリを作る場合は、ここにカテゴリ名を入力して下さい。」と表示されても、キーボードのTABキーでフォーカスを移動して入力することが多い私にとって、なんの意味があろうかと思います。

 間違ってタイトルを入力してしまった方がいました。また、サブタイトルやページの説明と勘違いする方もいました。まあ、一度登録したものはフォームの選択リストに載るから次は楽です。選べは良いだけのことですから。しかし、その選択リストに載っている項目は、そのカテゴリ名を使っている記事がなくなると当たり前ですが表示されなくなります。そのカテゴリ名を使うときには一語一語間違えずに入力しなければなりません。半角空白一つ追加でも別名になってしまいます。別名イコールカテゴリの新規登録です。

eDisp そのような問題以外にも投稿フォームは色々と不満がありました。特に、レイアウトの変更が一切できないということが大きいと思います。掲示板の投稿フォームが出来ていたからこそ残念です。機能の追加や強化も出来ません。そういう状況でしたから私は、入会当時から独自の投稿ページを作成していました。研究室時代のupDate system2やEdit3、そして、ここヤドカリの部屋ではeDisp(diary_form3.1.0)を用いています。バージョンがここまで来るとかなりそれなりの機能を有しています。

 上のeDispという縮小された画像を見ると分かるけれどカテゴリ番号の入力欄があります。これがとてつもなく威力を発揮します。ちなみに、eDispでは誰の記事とか関係なく全ての日記の記事の編集、カテゴリ変更、新着日記の公開非公開の選択が出来ます。

 この番号で参照するということの裏返しに、カテゴリ名での参照が不可能に近いということがあることでしょう。何しろ投稿フォームでの入力文字チェックが働いていません。殆どの文字が入力可能です。それによって弊害も生じています。